✎心理カウンセラー・ラッキー
あなたは、素直に人を褒めることができますか?
「他人を褒めようとすると、心に違和感を感じる…」
「どうしても他人の長所を見つけられない…」
という人もいると思います。
そこで今回は、「褒められない人の5つの心理」についてお伝えいたします。
褒められない理由を知ることが、「褒め上手」への近道。
褒め上手になると、あらゆる人間関係がスムーズになり、人から愛されるようになります。
スポンサーリンク
褒めるのが苦手という方の多くが、「何を褒めていいのか分からない…」「他人の長所を見つけられない…」と言います。
なぜ、他人の長所が見えてこないのでしょうか?
それは、単純に「褒め慣れていない」からです。
そもそも人間は、『他人の短所を見つける』のは得意ですが、『他人の長所を見つける』のは苦手。
つまり、人を褒めることは、『左手で箸を持つ』のと同じぐらい難しいのです。訓練が必要なのです。
そこで、「長所が見えてくるコツ」をご紹介します。
やり方は簡単!毎日、たった1つでいいので「褒め言葉」を持ち歩くようにするだけ。
たとえば、「頑張ってるね!」という褒め言葉を頭に入れて生活すれば、「頑張っている人」が自然と目に付くようになってきます。
見つけたら、「頑張ってるね!」と褒めてあげましょう。
そして次の日は、「センスがいいね!」という言葉を持ち歩けば、「センスのいいネクタイ」や「センスのいい持ちもの」が目に付くようになってきます。
これを1週間も続けていれば、脳の中に「褒め回路」ができてきて、他人の長所が見えるようになってきます。
あなたは人から褒められたとき、素直に嬉しいですか?
「どうせお世辞でしょ」と疑ってかかるクセはありませんか?
完璧主義の人ほど「疑い深い」のですが、そのような人は、他人を褒めることができません。
なぜなら、心の奥で「どうせお世辞でしょ」「下心があるんじゃない?」などと思われるのを恐れているからです。
しかし、そのように疑ってかかる人はごくわずか。
ほとんどの人は、たとえお世辞であっても、褒められるのは嬉しいものです。
そのことに気付くだけでも、だいぶ違ってくると思いますよ。
体育会系の人に多いのですが…
「褒める」=「甘やかすこと」という勘違い。
そう思っていると、人を褒めることが苦手になります。
たしかに、人は、甘やかすとつけ上がり、後が面倒です。
しかし、「褒められてつけ上がる」ことは決してありません。
想像してみてください。
もしも、ある上司から「お前は、ホントに優しいな~」と褒められたとしたら…
その後、あなたは、その上司の前で「冷たい態度」をとることができるでしょうか?
できませんよね!
むしろ、ますます優しい態度を見せようとするはずです。
人を褒めても、相手がつけ上がることはありません。
褒めれば褒めるほど、相手は「褒めた通り」になっていきます。
また、最近の脳科学によると…
「褒められたときに分泌される脳内物質が、頭の回転を速くする」
という研究があります。
つまり、子どもを褒めれば、その子は頭がよくなる。部下を褒めれば、生産性が上がるということ。
人を褒めて損をすることはありませんので、安心してください。
自慢話をする人を、素直に褒められますか?
負けたくないからと、「もっと凄い自慢話」で返していませんか?
ライバル意識が強すぎると、人を褒めることができません。
しかし、よく考えてみてください。
先生が生徒を褒めたり、上司が部下を褒めたり、殿様が家臣を褒めたり…
褒めるというのは、基本的に「上から下」に行なう行為。決して負けではありません。
むしろ、自慢話をすることの方が「子供っぽい」のではないでしょうか。
「褒めるが勝ち」ということに気付くだけでも、だいぶ違ってくるはずですよ。
心理学に、「返報性の法則」というものがあります。
返報性の法則とは、「与えたものは、自分に返ってくる」というもの。
たとえば、「大嫌い!」と言えば、相手も「大嫌い!」と返してきます。「笑顔で挨拶」をすれば、「笑顔の挨拶」が返ってきます。
では、「褒めてもらいたい欲求が強い人が、よく与えているモノ」とはなんでしょうか?
それは、『自慢話』です。
褒めてもらおうと自慢話をしても、返ってくるのは「相手の自慢話」。
自慢話ばかりでは、相手もうんざりしてしまい、なかなか褒めてもらえません。
褒めてもらえないから、さらに自慢話を続け、ますます褒めてもらえないという悪循環に陥ります。
そうなると、心の余裕がなくなり、もう人を褒めている場合ではなくなってくるのです。
褒められたければ、まずは「人を褒める」こと。
人を褒めていれば、必ず自分も褒めてもらえるようになります。
すると、心の余裕が出てきて、ますます人を褒めてあげられるという好循環が起こります。
「タマゴか先か、ニワトリが先か」という話がありますが…
褒めることに関しては、「褒められる」より「褒める」のほうが先なのです。
いかがでしたでしょうか?あなたに当てはまるものはありましたか?
最後に、褒め上手になるための心構えをまとめておきます。ぜひご活用ください。
①「褒めるところ」を見つけられないのなら、「褒め言葉」を1つ持ち歩いて、褒める訓練をしよう!人の長所が見えるようになってきます
②「たとえお世辞であっても、褒められるのは嬉しいもの」と心得よう!
③褒められて、つけ上がる人はいません。褒めれば褒めるほど、相手は「褒めた通り」になっていきます。安心してドンドン褒めていこう!
④褒めるというのは、基本的に「上から下」に行なう行為。負けではありません。「褒めるが勝ち」と心得よう!
⑤自慢話をしても褒めてもらえない。褒めて欲しければ、まずは自分から相手を褒めること。与えたものは必ず返ってきます
以上、『人を褒められない5つの心理』でした。
●こんな記事もありますよ●
超簡単!『上手な褒め方』はこれだ!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
スポンサーリンク