✎しあわせプロデューサー・ラッキー
「ノリツッコミ」
「三段オチ」
「スカシ」
などなど、お笑いの技術は完全に体系化されています。
その中でも、漫才には欠かせない代表的な技術、
「ボケ14種類」と「ツッコミ9種類」をご紹介させていただきます。
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◇ 言葉遊び ◇
言葉を少し変化させて、まったく違う意味にしてしまうボケ。
例
「お父さん、娘さんをください!」
↓↓
「娘さん、お父さんをください!」
◇ 自虐ボケ ◇
自分で自分を責めるボケ。
例
「お父さん!僕には、お金も仕事もやる気もプライドもありません。こんな僕でよければ、娘さんを僕にください!」
◇ かぶせ ◇
同じボケを何度も繰り返す、というボケ。
例
「娘さんとお付き合いさせて頂いている犬飼です。趣味は犬の散歩。好きなものは犬。好きな言葉は犬です」
「で、年齢は?」
「犬でいうと4歳です」
「昼は何が食べたい?」
「犬です」
◇ キレボケ ◇
いきなりキレてる、というボケ。
例
「お父さん、僕に娘さんをくれよ!はやくっ!」
◇ ながらボケ ◇
何かをしながらボケる。
例
テレビのチャンネルを変えながら…
「お父さん、娘さんを僕にください!真剣に愛しています!」
◇ 失礼ボケ ◇
失礼なことを言うボケ。
例
髪が薄い相手に対して…
「はげンダッツのアイスクリームをもって参りました」
「何かのあてつけか!」
「申しわ毛ぇありません!口がツルッと滑りまして…。つい、ぴっかり」
◇ リアルボケ ◇
言ってはいけないようなリアルな話をするボケ。
例
「お父さん、僕の年収は1000万円で、性格もかなり良いので、娘さんをきっと幸せにしてみせます!」
◇ 下ネタ ◇
下ネタのボケ。
例
「僕と娘さんとは、相性がピッタリなんです」
「例えば?」
「体です」
◇ 顔ボケ ◇
状況に合わない顔をするボケ。
例
思いっ切りふざけた顔をして…
「お父さん!娘さんを僕にください!」
◇ スカシボケ ◇
本題を無視するボケ。
例
「今日はお父さんにお話が…。いや、お母さんにお話が…。いや、お姉さんに…。いや、ワンちゃんに…。いや、亡くなったお爺ちゃんに…。いや、友達と約束が。では失礼します」
◇ 動きボケ ◇
動きでボケる。
例
「失礼します……ガラガラ…バタン」
「ガラガラ…バタン」
「ガラガラ…バタン」
「何個、玄関あるんだよ!!」
◇ 大げさボケ ◇
大げさにボケる。
例
「娘さんと一緒に、平和な家庭と、世界平和を築いていきます!」
◇ 裏切りボケ ◇
期待を裏切るボケ。
例
「お父さん!…お父さん!……………お母さんを僕にください!」
◇ タイミングボケ ◇
普通のタイミングとは違う、というボケ。
例
「こんにちは!初めまして、娘さんを僕にください」
◇ どつきツッコミ ◇
文字通り、どつきのツッコミ。
例
ダウンタウンの浜田さんのように…
静かに近づいて、頭をひっぱたく。
◇ 一刀両断 ◇
全否定するツッコミ。
例
クリームシチューの上田さんのように…
「やめろー!!」「うるさーい!!」
◇ 全力ツッコミ ◇
マックスのテンションでツッコむ。ボケに近いツッコミ。
例
「江戸時代に徳川家康という人がいましたよね」
「見たんかてー!!!」
◇ 例えツッコミ ◇
「おもしろい例え」でツッコむ。
例
「おまえは、やんちゃなコブタか!」
◇ 無視 ◇
訳のわからないボケを無視するツッコミ。
例
オードリーのように、
「春日のここ空いてますよ。てへっ」
「…………ぼく、この前ですね、」
◇ リアクション ◇
あえてツッコまないで、普通のリアクションをするツッコミ。
例
「きのう僕、大型トラックを食べまして」
「えーマジで!」
「チョコレートのような味がするんです」
「ホントに!」
「今朝はジャンボジェットを食べまして…」
「もういいよ!」
◇ スカシツッコミ ◇
ボケに対して あえてツッコミを入れず、ボケに恥をかかせる。
例
「好きな食べ物は?」
「キツネが作ったおいなりさんです」
「はいはい」
◇ 説明ツッコミ ◇
ボケを訂正するツッコミ。
例
ナイツのように、
「ヤホーで検索しまして…」
「ヤフーね」
◇ ノリツッコミ ◇
おなじみの、一回ボケに乗ってからツッコむ方法。
例
「おまえは西郷隆盛か!」
「おいどんでごわす。って私、人間ですけど」
「西郷さんも人間だよ!」
これだけ知っていたら、いくらでも応用できますよね!
【参考文献】
以上、『【お笑い技術・まとめ23】ボケの種類、ツッコミの種類』でした。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(しあわせプロデューサー・ラッキー)
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