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老子の言葉18選◇心豊かな人生を送るコツ

老子の言葉18選◇心豊かな人生を送るコツ

心理カウンセラー・ラッキー

 

古代中国の哲学者「老子」は、心がホッとするような教えをたくさん残しています。

釈迦やイエスより古い人物であるにもかかわらず、その言葉の意味はとても深くて温かい。

ギスギスとした現代人の心を癒してくれるものばかりです。

今回は、『心豊かに生きるための老子の言葉』を18個ご紹介させていただきます。

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老子の言葉・18選

つまだつ者は立たず
(つまだつものは たたず)20151102senobi

《解説》

つま先で、立ち続けることはできない。いつかは転ぶ。

「もっと良い高校、もっと良い大学、もっと良い就職先、もっと出世…」。

「もっともっと」と背伸びをすれば、いつかどこかで挫折する。

少しだけチカラを抜いて生きていくのがベスト。自分が倒れてしまったら、元も子もありません。

自らほこらず、ゆえに長たり
(みずからほこらず、ゆえにちょうたり)
20151102kenkyo

《解説》

自慢する人は、他人から見くだされる。

反対に、「皆様のおかげで成功できました」といえる謙虚な人は、皆から尊敬される。「あの方はすごい人だ」と。

上善は水のごとし
(じょうぜんは みずのごとし)
20151102kawa

《解説》

最善の生き方は、「水」のようなもの。

万物に利益をあたえながらも、決して誇らない。

丸い器に入ると丸くなり、四角い器に入れると四角くなる。つまり、柔軟で、誰とも争わない。

下へ下へと流れ、低いところに身を置く。しかし最後には、海という偉大な存在となる。

多ければ則ち惑う
(おおければ すなわちまどう)
20151102heya

《解説》

なんでも「多ければいい」というものではない。便利なものが増えれば増えるほど、不便になる。

携帯電話の機能が増えれば、使いづらくなる。

財産が多ければ、遺産相続の問題が起きる。

物が多ければ、心が乱れる。

常を知らざれば、みだりに作して凶なり
(じょうをしらざれば みだりになして きょうなり)20151102kansya

《解説》

感謝を知らなければ、不幸になる。

「目が見えること」「ごはんを食べられること」「家族がいること」などなど、日常に感謝できない人は「欲」が湧いてくる。

「もっともっと」と望む心が、逆に不幸を招いてしまう。

千里の行は、足下より始まる
(せんりのぎょうは そっかよりはじまる)
20151102tozan

《解説》

どんな偉大な業績も、必ず「最初の一歩」から始まる。

水泳のオリンピック選手だって、最初は「顔つけ」や「バタ足」から始めた。

誰だって最初は三流。「最初からプロ」なんて、どこにもいない。

その身を外にして、身存す
(そのみをそとにして みそんす)20151102douzo

《解説》

「お先にどうぞ」と譲れる人は、他人から慕われ、幸せに暮らしていける。

他人の利益を優先すると、自分に利益が回ってくる。

私を少なくし、欲をすくなくせよ
(わたくしをすくなくし、よくをすくなくせよ)20151102monku

《解説》

「私の手柄だ!」「私が損した!」などと、「私」の多い人は欲深い。

「あなたのおかげで…」「あなたのために…」と考えられる人は、欲が少ない。

欲が少ないと、楽に生きられる。そして、人から慕われる。

重は軽の根たり
(じゅうは けいのこんたり)20151102ki

《解説》

植物は、どっしりとした根っこが、枝・花・実を支えている。

「父」も「社長」も「先生」も、立場の強い人は「大きな根っこ」として、弱い者を守らなければならない。

「人の上に立つ」のではなく、「下から人を支える」のだ。

愛して、身をもって天下となす
(あいして、みをもっててんかとなす)20151102siawase

《解説》

「今日も一日、がんばったなぁ」

「おれって、えらいよなぁ」

自分を愛して、自分を褒めていけば、自分が幸せになる。

自分が幸せなら、周りの人にも「幸せ」を分けてあげられる。

それが広がれば、世の中はみんな幸せになる。

小鮮を烹るがごとく
(しょうせんを にるがごとく)20151102kosodate

《解説》

小魚を煮るときのように、「子ども」や「部下」を育てよう。

小魚を煮るときに、ひっくり返さないと焦げてしまう。触りすぎると身が崩れてしまう。

過保護も過干渉もダメ。その真ん中がちょうどいい。

もの壮なれば則ち、老ゆ
(ものさかんなれば すなわち、おゆ)20151102kyuukouka

《解説》

アイディア1つで急成長した人や企業は、必ず衰退してしまう。これが、いわゆる「一発屋」。

イチローのように、コツコツと努力を積み重ねることが大切。そうすれば、誰もマネをできない。

不善なる者も われまたこれを善とせん
(ふぜんなるものも われまたこれを ぜんとせん)20151102kenka

《解説》

言い争いの相手も、自分のことを「正しい」と思っている。

立場が変われば、思いも変わる。

相手の立場になって考えてみると、それほど腹も立たないもの。

天下は神器なり、為すべからず
(てんかはしんきなり、なすべからず)20151102tikyu

《解説》

地球は、神がつくったもの。決して汚してはならない。

自然破壊をすれば、100年・200年後に天罰が返ってくる。

勝ちて美とせず
(かちて びとせず)20151102yuusyou

《解説》

勝利は快感だが、いつまでも勝利の美酒に酔っていてはならない。

「自分はまだまだです」という気持ちを忘れたときに、成長が止まってしまう。

童話「うさぎとかめ」のウサギにならないように…。

唯と阿と 相去ることいくばくぞ
(いとあと あいさること いくばくぞ)20160223situke

《解説》

「はい」という返事と、「あ~い」という返事で、どれだけの違いがあるのだろうか。

礼儀や作法をやかましく言われると、心が疲れてしまう。

フランス料理のマナーを守るよりも、シェフに「美味しかったですよ、また来ますね!」と伝える方が大切。

古の道をとれ
(いにしえのみちをとれ)20151102irassyai

《解説》

「昔ながらの方法」に間違いはない。

たとえば、商人なら、「いい笑顔」や「頭を下げること」がいちばん大切。

しかし、エリートコースで経済を学ぶと、それを忘れてしまう。

こつとして海のごとく、漂として止まる所なきがごとし
(こつとして うみのごとく、ひょうとして とまるところなきがごとし)20151102harukaze

《解説》

海のように、悠々と生きていきたい。

春風のように、ゆっくり・のんびりと生きていきたい。

 

 

☆☆☆

以上、『老子の言葉18選◇心豊かな人生を送るコツ』でした。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)

 

 

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