✎心理カウンセラー・ラッキー
なぜ、三日坊主になるのでしょうか?
それは、脳内の”玉”の動きが止まってしまうからです。
脳内の玉???
この秘密がわかれば、三日坊主の克服も意外と簡単!
そこで今回は、三日坊主の原因と克服法をお伝えしていきます。
「習慣は第二の天性」と言われるように、三日坊主を克服することさえできれば、次々と才能を身につけることができます。
何をやっても続かない人は、とくに必読ですよ。
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三日坊主の原因になっているのは、脳内の玉。
その名は、淡蒼球(たんそうきゅう)といいます。
漢字は難しいですが、決して難しい話ではありません。
淡蒼とは、淡い青色。
私たちの脳の中には、左右に1球ずつ青い球が入っているのです。
この淡蒼球が動いているときが、やる気のある状態。
止まっているときが、飽きた状態です。
淡蒼球はブランコと同じで、外部からの刺激があると揺れますが、刺激がなくなると止まってしまいます。
淡蒼球が止まってしまうと、「もう飽きた、やりたくない」となってしまうのです。
たとえば、新しいダイエットをテレビで観て、脳が刺激を受ける。
すると、淡蒼球が揺れてやる気に火が付きます。
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ダイエットの計画を立て「3カ月後には5キロ減らすぞ!」という刺激でも淡蒼球が動き、やる気満々です。
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ダイエット初日は、新しい行動をする刺激で、またまた淡蒼球が揺れます。
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2日目は、同じことの繰り返しなので、刺激がなく淡蒼球の揺れが少しおさまります。
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3日目には、淡蒼球の揺れがなくなり、飽きてくる。
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そして4日目には、あの日のやる気が嘘のように、めんどくさくて仕方がないのです。
これが、三日坊主の原因。
三日坊主になるのは、脳の正常な機能であり、刺激がなければ誰だって飽きます。
イチローや羽生結弦さんだって、同じことの繰り返しでは、やっぱり飽きてしまうのです。
しかし、続けられる人は、淡蒼球を揺らすコツを知っている。
だから、偉大なことも成し遂げられるのです。
では、どうすれば淡蒼球を揺らすことができるのでしょうか?
これが分かれば、三日坊主を克服することも容易になるはずです。
三日坊主を克復する順序は、以下の通り。
①やる気になる
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②飽きてくる
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③面倒くさくなる
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④それでも続ける
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⑤習慣化する
習慣化できるまでの期間は…
その内容にもよりますが、ほとんどの行動は21日で習慣化できると言われています。
習慣化できれば、こっちのもの。
「やらなければ、気持ち悪い」という状態になります。
「明日から歯磨きとお風呂は禁止!」と言われても、絶対に嫌ですよね。
それが、習慣化された状態です。
しかし、21日間続けるためには…
「②飽きてくる・③面倒くさくなる」を何度も乗り越えなければなりません。
そこで登場するのが、淡蒼球を揺らすことです。
残念ながら、淡蒼球は”意志の力”で揺らすことができません。
当然、頭を激しく揺すっても、動きません。
淡蒼球を揺らすには、いくつかのコツがあります。
では、淡蒼球を揺らして三日坊主を克復するには、具体的に何をすればいいのか。
ここでは、”ダイエットのためにジョギングを21日間続けて習慣化する”のを例にして、7つのポイントをお伝えしていきます。
21日間続けるには、定期的に”自分にごほうびを与える”のが、とても効果的です。
ごほうびと達成感による快感は、脳のテグメンタという部分を刺激します。
それにつられて淡蒼球も揺れ、三日坊主を防げるのです。
ごほうびは、事前に紙に書いておくのがおすすめ。
・3日目⇒お洒落なジョギングシューズを買う
・6日目⇒気になっていた映画を観にいく
・9日目⇒お寿司を食べにいく
3日おきにごほうびを用意すれば、7回クリアで、見事21日達成です。
習慣化するには、とにかく楽しむことが大事。
苦しい努力はなかなか続かないし、無理して続けても燃え尽き症候群に陥ってしまうのがオチです。
趣味をはじめるときに、”カタチから入る”という人も多いと思います。
最初にお金をつかうのは、三日坊主の克服にとても効果的です。
「元を取らなければ、もったいない!」という欲求と、
「私、けっこうカッコいいじゃん!」という刺激を得られるからです。
ジョギングであれば、専用の服装にシューズ。
計測機器などを買い揃えるのも良いかもしれません。
「もし続かなかったら、もったいないから」と、いつものジャージにスニーカーではすぐに飽きてしまいます。
「もし続かなかったら」と弱気になるのではなく、「絶対に続けるぞ!」という強い覚悟も大事。
最初にお金をつかった時点で、自然と覚悟が湧いてくるものです。
三日坊主を克復するには、”ダイエットに成功した自分”をイメージするのも効果的。
イメージによるワクワク感で、脳の側頭葉や前頭葉が刺激され、淡蒼球もつられて動くからです。
イメージするには、ちょっとしたコツがあります。
ダイエットの場合なら、「やせた自分」をイメージするのではなく、「やせたあとの生活」をイメージします。
・友達に「最近キレイになったんじゃない?」と言われるところをイメージする
・着れなかったお気に入りの洋服が、スッと着れるところをイメージする
・キュッと引き締まった体を鏡で見て、ウットリする自分をイメージする
・彼氏に「ますます可愛くなったね♡」と言われるところをイメージする
成功をイメージしてワクワクすることは、三日坊主を克復するための一番の方法。
とくに寝る前や、朝起きた直後など、眠たいときにやると効果的ですよ。
同じことの繰り返しが、三日坊主の原因。
マンネリ化すると、淡蒼球の動きが止まって、やる気を失ってしまいます。
それを防止するが、”違う場所でする”こと。
ジョギングであれば、緑地公園を走ったり、街なかを走ったり、走る場所を変えてみることです。
いつもと違う情報が脳にインプットされると、脳の海馬という部分が活性化。
すると、海馬につられて淡蒼球も動き出し、やる気を取り戻せるのです。
「何かを続けるには、仲間をつくるといい」
これは、医療現場などでも、よく言われていることです。
仲間がいると心強いだけでなく、「人から見られている」という刺激を得られ、想像以上に楽に続けることができます。
これを、”見物効果”といいます。
たとえ一人でジョギングするとしても、他にジョギングしている人を見かけたら、挨拶してみる。
それが素敵な異性なら、なおさら刺激は強いでしょう。
また、散歩中のおばあちゃんに「こんにちは」と声をかけるのもいいかもしれません。
「人から見られている」という感覚は、たとえ無意識であっても、脳への強い刺激になります。
ルームランナーなど、家でできる健康器具が続かないのは、「人から見られている」という刺激がないからなのです。
「ちょっとキャッチボールをしよう」と公園にいったら、だんだん楽しくなってきて、日暮れまで白球を追いかけてた。
そのような経験をしたことが、一度はあると思います。
体を動かすと、脳の”運動野”が刺激される。
すると、それにつられて淡蒼球も動き、やる気が出てくる。
これを「作業興奮」といいます。
習慣化に向かう途中で、”どうしてもやる気が起きない日”もあると思います。
そんなときこそ、とりあえず体を動かしてみる。
ジョギングの服に着替えるだけでもOK。
近所を3分だけ走ってみるのでもOK。
きっと、「やっぱり今日も走ろう!」という気持ちになれるはずです。
毎日おなじ時間に行うと、習慣化しやすくなります。
毎日のルーティンにすると、体内時計が覚えてくれるからです。
食事の時間になると胃酸が出てくるとか、毎日決まった時間に眠たくなるのも、体内時計のおかげです。
たとえば、夕方5時に仕事を終わって、6時からジョギングして、7時から食事にする。
それを続けていると、体が勝手に、6時前からジョギングモードに入ります。
「走らないと、なんだか落ち着かない」という気持ちになれるのです。
習慣化とは、体内時計が覚えてくれること。
そこまでいけば、何の苦労もなく続けられるものです。
☆☆☆
ここまで、三日坊主の克服法を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
きっと、目新しい方法はなかったと思います。
しかし、「淡蒼球を動かせばいい」と知ったあなたは、もう過去のあなたではありません。
以前とは比べ物にならないくらい、続けることが楽になるはずです。
ダイエット・運動・英語・資格取得など、何かを始めようと思ったときは、ぜひ一度読み返してみてくださいね。
☆☆☆
以上、三日坊主の原因と克服法◇脳内の”玉”を揺らせばいいのです!でした。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
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