✎心理カウンセラー・ラッキー
米国ペンシルバニア州の心理学者ロバート・バウム博士は、起業家として成功する人の特徴を突き止めました。
183名の起業家やCEOを調べ、より成功している人の7つの共通点をつかんだのです。
今回は、「起業して成功する人の7つの特徴」についてお伝えいたします。
これらを知ることで、いったい自分に何が足りないのかが見えてくるはず。
独立・起業するなら、ぜひチェックしてほしい内容です。
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世界のPanasonicを一代で作り上げた松下幸之助さんに、こんな面白い話があります。
家庭用ビデオデッキの世界規格が、「ベータ方式」になるのか、「VHS方式」になるのか争われていたころ、松下さんはほんの数秒で「VHS方式が世界規格になる」とズバリ断言しました。
そのからくりは、こうです。
二台のビデオデッキを持ち上げると、「VHS方式」のほうが軽かった。
つまり…
軽いものは部品代が安くて済む
↓↓↓
お客様に安価で提供できる
↓↓↓
よく売れる
というわけです。
「単純に考えることができる」というのは、「消費者目線になれる」ということ。
物事を単純に考えられないと、消費者の求めるものが分からなくなってしまうのです。
音楽評論家が「この曲はヒットする!」と思った曲は、案外売れません。
しかし、一般の素人が「いい曲だね!」と感じる曲はヒットするものです。
音楽評論家は、テクニックや演奏者などのさまざまな要素を複雑に考えてしまうため、「消費者目線」で考えられなくなってしまうのです。
東大生は、自分たちの頭が商売に向かないことを知っています。
なぜなら、物事を複雑に考えてしまうクセがあるから。
だから、多くの東大生が官公庁へ就職するのです。
起業して成功する人の特徴①
物事を「単純」に考えることができる
物事を明確に考えるには「知識」が必要です。
たとえば…
あなたがこの記事を読み終わったときに、「起業して成功する人の特徴は?」と尋ねられたら、その答えを「明確」に答えられるはずです。
しかし、何の知識もない人なら、「粘り強い人が成功するんじゃないの?」「アイディアマンが成功するんじゃないの?」という曖昧な答えしか出てきません。
物事を明確に考えるには「知識」が必要。つまり、「勉強」が必要なのです。
もしも、「漢方薬で一旗あげよう!」と思うなら、誰よりも漢方薬について勉強し、明確に考えることのできる頭を作る必要があります。
マイクロソフトのビルゲイツは、一緒に仕事をする人の条件として「瞬時にコンピュータープログラムが頭に浮かぶ人」と言っています。
何を成し遂げるにしても、まずは基本をしっかりと勉強する必要があります。
起業して成功する人の特徴②
物事を「明確」に考えることができる
物事を要約して考えられない人は、「説明がヘタ」です。
つまり、「要約して考えることができる」=「説明がうまい」といえます。
説明が上手い人というのは、「知識がある」だけではなく、「ボキャブラリー」も豊富です。
では、ボキャブラリーを増やすには、どうしたら良いのでしょうか?
その道はただ一つ、「読書」です。
ボキャブラリーは読書によって蓄えられます。
ユニクロを経営するファーストリテイリング柳井正さんは、こう言います。
「本を読まずに経営するなんて、信じられない」
日本では、幕末から現代に至るまで、本を読まずに成功した人はほとんどいません。
起業を目指すなら、まずは本を読み「要約して考えることのできる頭」を作りましょう。
起業して成功する人の特徴③
物事を要約して考えることができる
「起業しよう!」と考える人は皆、挑戦する心を持っています。
しかし、成功する人もいれば、失敗する人もいる。
その違いは、なんでしょうか?
それは、挑戦のレベルが違うのです。
成功する人は、夢がとてつもなくデカいでのです!
マラソンを走ると、誰もが42.195キロを走り切ったときに倒れこみます。
しかし、100キロマラソンに挑戦している人たちは、42.195キロ地点を涼しい顔して通り過ぎていきます。
目標が大きければ大きいほど、湧いてくるエネルギーも大きくなるのです。
一代で世界のHONDAをつくった本田宗一郎さんも、とてつもない挑戦者でした。
バイクレースの最高峰「マン島TTレース」を見たときは、あまりの速さに度胆を抜かれたそうです。
しかし、このレースで優勝すると宣言し、その7年後に見事優勝を勝ち取ります。
すると、日本でのバイクの売り上げがぐんぐん上がり、日本一のバイク会社になったのです。
また、F1に挑戦したときも、無敵のエンジンパワーを見せつけました。
単なる「工場のおじさん」であった本田宗一郎の夢がデカかったからこそ、HONDAは成功したのです。
起業して成功する人の特徴④
挑戦する心を持っている
成功するには、未来志向でなければならない。
未来志向とは「きっと成功する」と信じること。ある意味、楽観的な考え方です。
逆に、過去志向の人は失敗をいつまでも気にするので、「次の失敗」も恐れてチャレンジできなくなる。大切な1歩を踏み出せなくなるのです。
またまた、本田宗一郎さんの話で恐縮ですが…
HONDAは、トヨタや日産と違い、戦後からスタートした自動車会社。遅れていたのです。
そこで本田さんは、世界一の車を作るために、「世界一の工作機械」を輸入しました。
それは、会社の資本金よりも高い「超高額」の工作機械で、失敗は許されません。
このような買い物ができるのも、本田さんが未来志向だったからでしょう。
「もしかしたら失敗するかも?」って考える人なら、絶対にできない挑戦です。
本田さんは、こんな言葉も残しています。
「日本人は、失敗ということを恐れすぎるようである。どだい、失敗を恐れて何もしないなんて人間は、最低なのである」
「私のやった仕事で本当に成功したのは、全体のわずか1%にすぎない。99%は失敗の連続であった」
失敗を恐れず、次から次へと挑戦する。それが成功への、たった一つの道なのです。
起業して成功する人の特徴⑤
未来志向である
日本の最大の起業家といえばソフトバンクの孫正義さん。
彼は、まだ髪がフサフサしていた19歳のときに「人生の目標」をかかげました。
「20代で名乗りを上げ、30代で軍資金を最低で1,000億円貯め、40代でひと勝負し、50代で事業を完成させ、60代で事業を後継者に引き継ぐ」
そして、髪が抜け落ちた現在でも、その目標に向かって走り続けています。
同じ気持ちを長く保つためには、まずは大きな目標を立てる必要があります。
最終目標が無ければ、気持ちがブレてしまうからです。
ただ一つ注意したいことは、「小さな目標はコロコロ変えてもいい」ということ。
孫さんも、最初はコンピューターの「ハード」に挑戦して失敗しました。
次に、「ソフトで行く!」とソフトバンクを設立。
しかし今では、携帯電話会社・出版業・ヤフーの親会社など、さまざまのものを手掛けています。
「富士山に登る」という大きな目標さえ定まっていれば、途中の道のりはコロコロ変えてもいいのです。
最終的に、頂上に辿り着けばいいのですから。
起業して成功する人の特徴⑥
同じ気持ちを長く保つことができる
「新しく商売を始めても、5年後には90%のお店が潰れている」
これを聞いて、あなたはどう思いますか?
「えー、そんなに厳しいんだぁ」と思うなら、起業はやめたほうがいい。
「10%も生き残るんだ!簡単だね」と思うなら、起業してもきっと成功します。
起業して成功する人たちは、驚くほどの努力家。
「誰よりも頑張れる」という自信があるのです。
アップル・グーグル・Amazonなどの大会社も、創業当時はガレージから始まりました。
会社が安定するまでは、不眠不休は当たり前。それでいて究極の節約生活です。
そのような苦労を、苦労と感じない人なら、きっと成功するでしょう。
「楽して稼ぎたい」と考えているのなら、余程すごいアイディアがない限り、失敗は目に見えています。
起業して成功する人の特徴⑦
誰にも負けないやる気を持っている
【参考文献】
以上が『起業して成功する人の7つの特徴』でした。
あなたは、いくつ当てはまりましたか?
自分に足りない資質は見つかりましたか?
もしも、あなたの周りに起業を望む人が出てきたら、ぜひこの7項目をチェックしてあげてくださいね!
●こんな記事もありますよ●
【天才!秋元康に学ぶ】成功者の考え方4つ
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
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