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天才イチローの考え方◇なぜ,あれほど努力できるのか?


心理カウンセラー・ラッキー

 

50歳のシーズンを終えたときにね、こう言いたいんですよ。

『まだまだ発展途上ですから』って

 

これは、野球の天才イチロー選手の言葉です。

なぜ彼は、あれほど頑張れるのでしょうか?

なぜ、これから先も努力を続けるのでしょうか?

そのエネルギーは、いったいどこから湧いてくるのでしょうか?

その秘密は「イチローの考え方」にあります。

今回は、「イチローの努力の秘訣」に迫ります。

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努力の天才イチローの5つの考え方

 

①「感謝」と「恩返し」

 

「なぜそんなに厳しいトレーニングを続けるのか?」という記者の質問に、イチローはこう答えています。

 

僕がこんなにトレーニングをしている理由は簡単なことです。

僕を獲ってくれたスカウトの方に失礼があってはいけませんから

 

イチローは感謝の気持ちを忘れません。

「自分が頑張ったから、プロに入ることができた」と考えるのではなく…

「スカウトの方が、プロ野球選手にしてくれた」と思っているのです。

 

このように「感謝」の気持ちを忘れずにいると、物凄いエネルギーが湧いてきます。

なぜなら…

「あの人の顔に泥を塗ることはできない!」

「いつか恩返しをしたい!」

と考えるようになるからです。

 

イチローは、他にも、さまざまに人に感謝しています。

 

僕は仰木監督によって生き返らせてもらったと思っています。

監督はたとえ数試合、安打が出なくても、根気よく使ってくれました。

その監督に感謝するためにも、いい成績を残したかった

 

感謝をすれば、「あの人に恥をかかせたくない!」という気持ちが湧いてきて、努力せざるを得なくなります

オリンピックでメダルを獲得した選手たちも、インタビューの最初に、必ず「感謝の言葉」を口にします。

「私を支えてきてくれた皆様のおかげです!」と。

『感謝の気持ち』が強い人は、ものすごく成長するのです。

 

誰にだって「自分を支えてくれた人」は必ず存在するはず。

  • 育ててくれた両親
  • 雇ってくれた社長さん
  • 根気よく教えてくれた先生

などなど。

その人たちの顔に泥を塗らないよう、日々精進していきたいものです。

 

 

②他人の評価は気にしない。目指すは自己満足!

 

誰でも、他人の評価は気になるものです。

しかし、イチローは他人の評価を一切気せず、「自己満足」を追い求めています。

「自分が納得できるほど努力できたかどうか」が、彼の幸せの基準なのです。

「今夜は1000回素振りをする」と決めたら、1000回素振りをし、満足してスヤスヤ眠る。

これがイチローのやり方です。

 

自分が納得できるほど努力すると、どうなるのか?

後悔がなくなります。

イチローはこのように語ります。

 

今日は結果が出ませんでした。

でも、そのことを悔やんでもいないし、恥ずかしいとも思いません。

なぜなら、全力を尽くしたからです

 

他人の評価を気にしていたら、毎日のように一喜一憂してしまうことでしょう。

しかし、自己満足を幸せの基準にすると、いちいち落ち込まなくて済むのです。

 

ベストを尽くそうという自分がいたこと、それはとても心強いことでした。

自分がどんな状態であろうと、チームがどんな状況であろうと、モチベーションが下がることはありませんでしたね

 

「他人に褒めらたい!」と思って努力するよりも、「自分で自分を褒めてあげられる努力」をした方が、俄然やる気が湧いてくるし、精神的にも安定するわけです。

 

 

③人に言われる前にやる

 

イチローには、「人生の師」がいます。

それは、高校野球時代の中村豪監督。

 

間違いなく僕の人生の師でしょうね。

監督からは野球はもちろんですが、それ以外のことを教わりました。

社会に出てからのための教育をしてくれたんだと思います

 

人生の師である中村監督から、いったい何を教わったのでしょうか?

それは…、自主性です。

中村監督は、「自ら進んでやること」の大切さを、部員たちに徹底的に教え込みました。

それを胸に刻んだイチローは、黙々と、一人深夜まで素振りを行ないます。

「合宿所にオバケが出る」という噂も、それはイチローの姿だったのです。

 

なぜ、自主性が大切なのでしょうか?

それは、自ら進んでおこなう練習には、「絶対にやり遂げるぞ!」という『気迫』がこもるからです。

反対に、「やらされる練習」だと、どうしても「サボりたい」という気持ちが混じってしまいます。

つまり、「人に言われる前にやる」。これが、やる気を奮起させるコツなのです。

みなさんも、「さあ勉強しよう!」と思ったときに、親から「はやく勉強しなさい!」と言われて、やる気を失った経験があると思います。

そういう事なのです。

 

 

④リラックスの時間を確保する

 

どんな人間でも、集中し続けることはできません。

仕事に集中するためには、リラックスタイムがとても重要です。

それは、イチローも同じ。

四六時中、歯を食いしばっているわけではありません。

 

移動も試合もない、そういう完全にオフの日の前夜。

これはもう空っぽです

 

彼は練習前の柔軟体操でも、とてもリラックスしています。

厳しいコーチが見たら「なに笑ってんだ!」と怒られてしまいそうですが…

イチローは練習に集中するためにリラックスしているのです。

一生懸命にリラックスしているのです。

 

ちなみに、イチローの一番のリラックス法は「金魚を眺めること」なのだとか。

 

なにも考えずにボーっと金魚を眺めていると、気持ちが落ち着くんです。

とくに、イライラしているときはリラックスできる

 

もしも、「ベンチに金魚を持ち込んでもいいよ」と言われたら、彼は本当にそうするかもしれません。

それぐらい、リラックスタイムは重要なのです。

 

 

⑤イチローなら、ラーメン屋でも成功できる!

 

国民栄誉賞を2度も辞退しているイチロー。

なぜ、彼は断り続けるのでしょうか?

それは…、向上心がなくなってしまうからです。

心が満足してしまうと、「もっと上手くなりたい!」という向上心がなくなり、人間は努力を怠ります

何をするにしても、向上心がなければ大成しません。

逆に、向上心を忘れなければ、たいがいのことは成就します。

ちなみに、イチローはインスタントラーメンを作るときも『向上心』を忘れないそうです。

 

僕、ラーメンを作るのが好きなんですけど、

ラーメンをゆでるときに、3分間をストップウォッチで測らないとダメなようでは、一流ではないですよね。

菜箸の先で、麺のカタさを感じることができないといけないわけで

 

あなたは、ラーメンを作るときに『向上心』を持っていますか?

もしも、イチローのような気持ちで麺をゆでているのなら、きっとラーメン屋でも成功することでしょう。

 

 

「天才イチローの考え方」まとめ

いかがでしたでしょうか?

「努力を続ける」にもコツがあって、それを実践しているのがイチローです。

最後に、イチローの努力のコツをまとめておきます。

もっと「やる気」が欲しい!という方は、ぜひご活用ください。

 

①感謝……お世話になった人に感謝すれば、「あの人の顔に泥を塗ることはできない!」となり、物凄いエネルギーに変わる

②自己満足……他人の評価ではなく、「自分が納得できるほど努力できたかどうか」を幸せの基準する。すると後悔もなくなる

③自主性……「やらされる」とサボりたくなる。人に言われる前にやるのが、やる気を奮起させるコツ

④リラックス……頻繁にリラックスするから、努力に身が入る

⑤向上心……向上心を忘れなければ、成功するまで努力できる

 

【参考文献】

イチロー思考―孤高を貫き、成功をつかむ77の工夫

 

 

☆☆☆

以上、『天才イチローの考え方◇なぜ,あれほど努力できるのか?』でした。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)

 

 

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