✎しあわせプロデューサー・ラッキー
ユーモアは、「センス」ではなく「技術」。
話し方をちょっと工夫すれば、誰だって面白くなるものです。
そのためには、「笑いの型」を覚えるのが一番の近道。
というわけで今回は…
人を笑わせる5つの公式を「例文付き」でご紹介していきます。
ユーモアは、人間関係において最高の武器。
「面白い人」というだけで、皆から親しまれ、仕事や恋愛もうまくいくでしょう。
スポンサーリンク
< 目次 >
面白い話し方の基本は、「緊張と緩和」。
生物学者ダーウィンも、哲学者カントも、「緊張が緩和したときに人は笑う」と言っています。
では、どうしたら「緊張と緩和」を生みだせるのか?
おすすめの方法を5つご紹介していきます。
倒置法とは、「緊張⇒緩和」の順に伝えるという基本的なテクニック。
「これ、めちゃくちゃ美味しい!」
これを倒置法で言い換えると…
↓ ↓ ↓
「んっ??なにこれ??……めちゃくちゃ美味いじゃん!」
⇒
前半で「緊張感」をつくって、後半で「緩和」する。
これが、倒置法。
人工的な「緊張と緩和」と言ってもいいかもしれません。
倒置法・例①
「静かに!!……プー」
⇒
倒置法・例②
「もう!上司から電話で『今すぐ戻ってこい』だって!……わたしは夜逃げした奥さんか!って」
倒置法・例③
白黒服の友達と、ばったり出会ったら…
「えっ!びっくりしたー……ノリ弁当かと思った」
「緊張⇒緩和」の順で話すだけで、つまらない話も面白くなります。
ただ、「緩和」の部分が、意外と難しいもの。
というわけで、この先の4つは「緩和のコツ」をお伝えしていきます。
連想法とは、キーワードから他の言葉を連想するというもの。
たとえば、誰かがつまらないギャグを言ったときに…
「寒っ!風邪引きそうだわ」
「寒い」といえば…「風邪を引く」
というように、「○○といえば…」で他の言葉を連想して、オチをつくる。
これが、連想法。
連想するものが遠ければ遠いほど、面白くなります。
連想法・例①
「こんなに熱いお茶、よく飲めますね……犬舌ですか?」
(猫舌の反対といえば…犬舌)
連想法・例②
かつ丼屋で…
「でかい!これで一人前?……ここ、ギャル曽根の実家ですか?」
(大盛りといえば…ギャル曽根)
連想法・例③
「固い肉だなぁ……ピラニア用かな?」
(肉を噛みちぎるといえば…ピラニア)
連想法・例④
「毎晩ステーキなんですか!……お坊さんならとっくに破門ですよ」
(肉を食べないといえば…お坊さん)
連想法・例⑤
「バンジージャンプ、怖くないんですか?」
「俺だって怖いよ。でも、うちの奥さんに比べたら屁でもないよ」
(怖いといえば…うちの奥さん)
連想は、ちょっと練習するだけで上手くなります。
電車に乗っているときとか、時間があるときに連想してみてください。
面白い話を、次から次へと思い付くはずです。
裏切りとは、相手の予想を裏切って笑いを生むというテクニック。
妻「(お腹を押さえて)できちゃったみたい!」
夫「えっ!なにが?」
妻「おいしいカレーが」
まずは相手を緊張させて、次に予想を裏切る。
これが、裏切り。
落差の大きい「緊張と緩和」と言えます。
裏切り・例①
夫「警察から呼び出しがきたんだ」
妻「あなた、何かしたの?」
夫「免許証の更新」
裏切り・例②
自分「ついに新車を買ったよ。しかもキャッシュで」
友達「おっ!何を買ったんだよ?」
自分「ピンクのママチャリ」
裏切り・例③
相手「どこに住んでるんですか?」
自分「駅前にできた40階建てのタワーマンション……から徒歩10分のアパートです」
裏切り・例④
「両親には毎月送金してるんです……ファックスで」
裏切りは、あくまで「裏切り」ですので、上司や先輩にはやめたほうが無難ですね。
自虐とは、文字どおり「自分イジリ」。
「えっ!まだガラケー使ってるの?……俺もだけど」
偉そうな顔をして、自分を落とすのがコツです。
自虐・例①
「私、昔はけっこうモテたのよ……面影はないけど」
自虐・例②
「こう見えても俺、貯金はあるんですよ!……夢の中では」
自虐・例③
「最近、財布が膨らんできました……診察券で」
自虐・例④
自分「船舶免許を取ったんですよ」
相手「すごいですね」
自分「でも、船酔いするから乗れないんです」
自虐・例⑤
「ダイエットのことなら私に任せて!……こう見えてもダイエット歴30年だから」
自虐・例⑥
「近所に女の子の友達ができたんです……犬ですけど」
自虐をすると、笑いを取れるだけでなく、相手も心を開いてくれます。
互いの親密度もあがるので、一石二鳥になると思いますよ。
最後の5つ目は、プラス思考。
「プラス思考で笑いが取れるの?」と思ってしまいますが、これが結構ウケるんです。
「どんなタイプの男性が好きですか?……ぼく以外で」
「どんだけプラス思考やねん!」とツッコまれるくらいがベストです。
プラス思考・例①
相手「ちょっと太ったんじゃない?」
自分「失礼ね!これはぜい肉じゃなくて、やわらかい筋肉よ」
プラス思考・例②
妻「あなたも、もう40歳ね」
夫「大丈夫!犬ならまだ6歳」
プラス思考・例③
相手「わたし胃腸が丈夫だから、すぐに太っちゃうのよね」
自分「大丈夫、女は中身で勝負よ!」
プラス思考・例④
同僚「うちの妻は、ぶっきらぼうで困ってるんですよ」
自分「のっぺらぼうよりはマシだよ」
プラス思考・例⑤
先輩「あなた、お化粧くらいしなさいよ。靴もボロボロじぁない!」
自分「そんなに褒められたら、恥ずかしいです」
お気づきだと思いますが、ここまでご紹介してきました全ての例文が「緊張⇒緩和」の形になっています。
面白い話をするのに、「緊張と緩和だけは外せない」ということですね。
それでは最後の最後に、「スベらないコツ」を簡単にお伝えして終わりにします。
ハイテンションだと、せっかくの面白い話もつまらなくなります。
ハイテンションでも笑わせられるのは、勝俣さんか猫ひろしさんくらいでしょう。
むしろ、ローテンションでボソボソっと話す方が、笑いを取れるものです。
「面白いことがあったんだ」と話しはじめると、その場の雰囲気が「緩和」してしまいます。
笑いで大切なのは、最初に緊張感をつくること。
「ちょっと聞いてくれる?」「実はおれ…」と暗い感じではじめたほうが、ウケるものです。
話がスベる理由は、たった1つ。
「ウケを狙う」こと。
ウケを狙わなければ、絶対にスベりません。
「この話で笑わせてやるぞ!」と気合を入れすぎると、たいていスベります。
「笑ってくれたらいいな」くらいの軽い気持ちのほうが、案外ウケるものです。
☆☆☆
以上、面白い話し方|人を笑わせる5つの公式でした。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(しあわせプロデューサー・ラッキー)
こんな記事もありますよ
スポンサーリンク