✎心理カウンセラー・ラッキー
「離婚したいから、今すぐ離婚する」
このように短絡的な行動をとってしまうと、あとで後悔する可能性が非常に高くなります。
大切なのは、あなたが幸せになるための”一番正しい選択肢”を選ぶこと。
ここでは、「夫と離婚したい」と思ったときの5つの選択肢をご紹介していきます。
離婚を決断する前に、ぜひ知っておいてほしい内容です。
スポンサーリンク
夫と「別れる」か「やり直す」か。
この2つの選択肢で考えると…
夫のことで頭にきている奥様は、「別れる」という選択になってしまうことでしょう。
しかし、「別れる」には多くのリスクをともないます。
経済的な面・精神的な面。
そして、子どもがいるのなら、なおさら大きなリスクを抱えてしまうことでしょう。
でも実は、「別れる」と「やり直す」の間には、もう一つの道があります。
それが「やり過ごす」。
「やり直す」のが無理なら「やり過ごす」。
「やり過ごす」のも無理なら「別れる」。
それらを具体的にあらわすと、以下の5つの選択肢になります。
①しっかり話し合って、約束を交わす(やり直す)
②夫と生活しながら、自分の生活を楽しむ(やり過ごす)
③子どもが大きくなってから離婚する(やり過ごす)
④とりあえず別居してみる(やり直すor別れる)
⑤今すぐ離婚する(別れる)
この5つの選択肢から、1つだけ選ぶこともできます。
この5つの選択肢から、2つ以上を組み合わせることもできます。
この5つの選択肢を、①から⑤まで段階的に進めるという手もあります。
そうやって考えると、離婚する前の選択肢は無数に広がります。
その中から、あなたに一番合ったモノを見つけことが、将来の幸せにつながるはずです。
では次に、5つの選択肢には、それぞれどんなメリットとデメリットがあるのかをご紹介していきます。
「これなら私にもできそう!」というものを選択して、自分にピッタリ合った組み合わせを考えてみてくださいね。
「できることなら離婚は避けて、もう一度やり直したい」
そうお考えの方なら、夫婦で話し合いの場をつくって、今後のことをしっかりと話し合う必要があります。
その場合の、メリットとデメリットをお伝えします。
離婚を念頭に置いた話し合いは、不満のぶつけ合いになり、きっと白熱したものになるはずです。
妻は、旦那に対する不満が中心になるでしょう。
「もっと愛情をもって家族に接してほしかった」
「子どもと、もっと遊んでほしい」
「私のやりたいことも認めてほしい」
夫は、それに反論することでしょう。
「俺は仕事で疲れてるんだ」
「お前のほうこそ、どんなんだ」
その、不満のぶつけ合いが大事。
不満をすべてぶつけ合うことで、「そう思ってたんだ。知らなかった」とお互いが気づきを得て、仲を修復できる夫婦もいるほどです。
たとえ、修復できなかったとしても、問題点を浮き彫りにすることができます。
問題点がわかれば、お互いの妥協点を見つけて、約束事を紙に書いていく。
その約束が破られないかぎり、ストレスの少ない夫婦生活を送ることができるでしょう。
また、月日が立てば、あの頃のような愛情が戻ってくるかもしれません。
話し合いのデメリットは、約束が守られないこと。
夫が約束を守ってくれなければ、憎しみはますます深まるばかりです。
それを阻止するためには、事前に”離婚届”に判を押してもらうのも有効です。
①の話し合いより、もう一段階レベルアップした対策が「自分の生活を楽しむ」という選択肢です。
同じ家に暮らしながら、精神的には別々な状態。
「あなたは、あなたのやりたいようにどうぞ」
「私は、私のやりたいように致します」
そんなイメージです。
これが、離婚することなく幸せになれる一番現実的な方法になると思います。
では、そのメリットとデメリットを見ていきましょう。
”自分の生活を楽しむ”という選択肢のメリットは…
生活レベルを維持したまま、幸せレベルを上げられることです。
また、妻の態度が急変することで、旦那は「このままでは大変なことになる」と危機感を感じ、態度を改めてくれる可能性もあるでしょう。
たとえ、夫の態度が変わらなかったとしても、「ご勝手にどうぞ」という気持ちを持っていれば、それほど気にならなくなるはずです。
母親が、自分らしく幸せに生きることは、子どもの成長にもいい影響を与えます。
また、夫婦喧嘩が減ることも、すべての家族にとって精神的なメリットになります。
妻が自由な行動をとることで、夫は「支配権を失ってしまうかもしれない」と焦り、暴言や屁理屈をつかって、強引に以前の状態の戻そうとする”困った夫”もいます。
それでは、以前よりもひどい状態におちいってしまうことでしょう。
もしそうであれば、この方法はあきらめて…
「①の話し合い」「④別居」「⑤今すぐ離婚」という対策に切り替える必要があります。
スポンサーリンク
「夫と離婚したい」と考えている女性の中で、一番多いのが「子どもが大きくなったら離婚する」という選択肢でしょう。
自分と子どもに経済的な不自由がないので、十数年間ガマンできるのであれば、悪くない選択肢になると思います。
また、夫が厚生年金であれば、婚姻期間が長いほど年金分割の割合が大きくなるので、離婚後の生活もいくらかは楽になるはずです。
子どもにとっても、大切な思春期を母子家庭で過ごさなくてすむというメリットがあります。
毎日、夫婦喧嘩をするような状態であれば、子どもへの悪影響は相当なものになります。
母子家庭であっても、愛のある環境で暮らしたほうが、子どものためになるでしょう。
別居は、お互いを見つめ直すための冷却期間。
お互いが「もう一度やり直したい」という気持ちになれば、以前より向上した生活を送れることでしょう。
しかし、どちらか一方でも「やっぱり無理」と思うのなら、離婚することになると思います。
別居のメリットは、”気づき”を得られること。
「8時間働くようになって、夫のツラさが少しわかった気がする」
「俺が少しわがままを言いすぎてたようだ」
といった具合です。
お互いが”良い気づき”を得られれば、絆の深い夫婦に戻れる可能性が高まります。
別居の一番のデメリットは、お金がかかること。
一部屋かりるとなれば、かなりの経済的負担が必要です。
また、別居することで、だんだん心が離れてしまうというケースもあるでしょう。
その場合は、離婚は致し方ないと思います。
「やり直す」又は「やり過ごす」ことが難しい夫もいます。
・浮気を繰り返す
・借金を繰り返す
・暴力をふるう
・嘘や暴言が多い
このような場合は、今すぐ離婚するというのも正しい選択になると思います。
毎日の精神的ダメージから逃れられるだけでも、大きなメリットがあります。
子どもも、不仲な両親のもとで暮らすより、愛のある母親に育てられたほうが、心の成長にいい影響を与えることでしょう。
今すぐ離婚することによる一番のデメリットは、経済的な問題。
夫からの養育費が、ちゃんと送られてくるかも、あてにはできません。
生活が困窮すると、母親は仕事仕事の生活でストレスがたまるし、子どもは淋しい思いをすることになります。
「こんなはずじゃなかった」と嘆いても、もう戻ることはできません。
☆☆☆
夫と離婚したいときの5つの選択肢を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
今あなたが置かれている状況によって、選択できるものは違ってくると思います。
もしも、子どもがいなくて経済的にも余裕があるのなら、いきなり別居という選択もいいと思います。
もしも、子どもがいて経済的にも余裕がないのなら、①から⑤まで段階的に試していくのもいいと思います。
自分に一番メリットがありそうな組み合わせを見つけて、将来の幸せを築いていってくださいね。
☆☆☆
以上、「夫と離婚したい」と思ったときの5つの選択肢でした。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
(心理カウンセラー・ラッキー)
こんな記事もありますよ
スポンサーリンク