✎心理カウンセラー・ラッキー
「余計なことを考えなくてもいい!」
「理屈をこねずに、さっさとやれ!」
部下の態度にイラッとして、つい吐いてしまう「禁句」。
ひとたび部下に嫌われてしまうと、信用を取り戻すのは大変なことです。
そこで今回は、部下に嫌われる上司が使っている7つの禁句をご紹介いたします。
部下から嫌われないために、これらの禁句は、自分の辞書から消してしまいましょう。
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ビジネスの世界で「結果がすべて」というのは、当然のことかもしれません。
しかし、良い結果が欲しければ、「結果がすべて」という言葉を使わないほうがいい。
本当のことを突き付けられたときこそ、人の心は傷つくものです。
「結果がすべてだから」と浴びせられた部下は、一瞬でやる気を失い、ふて腐れてしまいます。
「数字」で発破をかけるよりも、部下の「長所・意気込み・仕事のプロセス」などを褒めた方が、俄然やる気が湧いてくるものです。
管理職になると、自分に責任が降りかかるのを恐れて、新しいチャレンジに対して神経質になりがちです。
そんな人が、つい吐いてしまう言葉が「前例がないから」。
これを聞いた部下は、やる気を失い、会社の将来性にも疑問を持つようになります。
また、チャレンジ精神のない上司に対して、嫌悪感を抱くことでしょう。
同じ「ノー」をいうにしても、前例を引き合いに出すのではなく、他の理由を挙げて論理的に説明したい。
部下と討論になり、負けそうになったときの上司の切り札「理屈をこねるな!」。
ビジネスの基本は合理的に行われるものであり、相手を説得するのには論理が必要。その前提を否定する上司を、部下は半ば情けないと思って見ることだろう。
「そんなのダメダメ!」
「違うだろ!」
「もういい!俺がやるから」
仕事を頭ごなしに否定すれば、部下はやる気をなくすどころか、腹を立ててしまうものです。
ダメ出しをする際には、その「理由」が絶対に必要です。
また、「惜しいなぁ」という枕ことばも、意外と効果的!
「惜しいなぁ!ここの所、もう少し工夫してくれるかな」と言えば、部下はダメ出しされながらも、気分が良くなることでしょう。
なぜか不愉快に感じてしまう言葉、「ちょっと、君」。
名前すら呼んでくれないのに、「ちょっと」という馴れ馴れしさが鼻に付きます。
大会社の社長ならいざ知らず、同じ部署などで「ちょっと、君」は絶対に禁句。
相手が新入社員であろうと、早く名前を憶えて「姓」で呼びかける。それは「人としての基本」です。
部下の意見がうっとうしく感じたときや、テキパキと仕事をこなしてほしいときに、つい口を突いて出てきてしまうフレーズが「言われた通りにやればいいんだ!」。
この言葉を浴びせられると、自分が機械にさせられたような気になる。
部下を人間扱いできない上司は、当然ですが、嫌われてしまいます。
部下は、自分を思考停止させようとする上司のことを苦々しく思い、信用もしなくなるだろう。
「まあ君も、そのうち分かるよ」
「いずれ、わかることさ」
部下に対して、うまく説明できないときに、つい使ってしまう言葉です。
これは、「君はまだ経験不足だよ」と言っているのと同じで、部下は子ども扱いされた気になります。
【出典】
大きな杉の木は立派ですが、未熟な杉の「芽」だって、その時点では完璧な存在。欠点がある訳ではありません。
同じように、新入社員は未熟かもしれませんが、その時点では完璧な存在。入社3年目なら、3年目なりに完璧な存在なのです。
部下を「尊敬」する必要はありませんが、「尊重」することはとても大切です。
人を尊重する気持ちさえ忘れなければ、「嫌われる禁句」が口から出てくることもなくなるでしょう。
昔の戦国武将から、現代の大社長まで、部下を上手く扱える人の共通点は「人を尊重する」ことです。
また、部下のやる気をうまく引き出す方法を、こちらの記事でご紹介しています。
↓↓↓
部下のやる気を引き出す4つの方法◇賢い上司の知恵
参考になると思いますので、ぜひご活用ください。
以上、「部下に嫌われる上司が使っている7つの禁句」でした。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
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