✎心理カウンセラー・ラッキー
振り込め詐欺にダマされないためには、どうしたら良いのでしょうか?
一番の詐欺対策は『手口を知る』ことです。
手口を知っていれば、まずダマされません。
というわけで、今回は代表的な『振り込め詐欺の手口』をまとめてみました。
読んでおくだけで、だいぶ違ってくると思いますよ。
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振り込め詐欺の中で、件数が最も多いのが『オレオレ詐欺』。
ほとんどのケースが、『実の息子を装い、強い不安をあおる』という手口。
「友達の借金の保証人になって、取り立てが…」
「会社のお金を使いこんで…」
「交通事故を起こして、示談金が…」
このような言葉で、不安をあおり、お金をだまし取ります。
なので…
『強い不安』=『詐欺かも?』ということを心に留めておくと、イザというときに役立つはずです。
また、最近のオレオレ詐欺は『振り込み』ではなく、9割が『現金受取型』。
「上司が取りに行くから…」
「弁護士の先生が取りに行くから…」
というパターンは疑ってかかる必要があります。
還付金詐欺は…
役所の人間を装い「お金を返還するので手数料を振り込んで下さい」というタイプの詐欺。
代表的なのが、年金・税金・医療費の3つです。
手口は、市役所の職員や税務署員になりすまし、
「年金負担金(税金の還付・医療費の返還)をお支払いしますので銀行へ向かってください」
などと言う。
そしてATMを操作させて、お金をだまし取ります。
もしも、『ATMの操作』を指示されたら、それは振り込め詐欺と考えて間違いないでしょう。
偽の銀行を装った詐欺も多々ありますが、典型的なパターンはこちらです。
「あなたの預金が不正に引き落とされているようです。早急に口座を停止しなければなりません!」
その後、銀行員や弁護士を名乗る人が自宅に訪れ、「通帳・銀行印・暗証番号」などを要求します。
示談金詐欺の多くは、まず最初に(偽)警察から電話があります。
警察官:「お宅の旦那が、痴漢行為で取り調べ中です」
そして、被害者の弁護士に電話を変わる。
弁護士:「被害者は、おもて沙汰にしたくないので『示談』にしてもいいと言っています。今すぐに示談が成立すれば、旦那さまは逮捕されなくて済みます。被害者は示談金として80万円を提示しています」
妻:「80万円!高くないですか?」
弁護士:「一般的な相場は、150万円から200万円です。あなたも女性なら被害者の気持ちがわかるでしょう。とにかく急いでください」
このように焦らせて、お金をだまし取ります。
車の『当たり屋』がこれ。
車をぶつけて、「首が痛い、肋骨が痛い」と言って慰謝料を請求します。
車同士の事故だけでなく、徒歩や自転車で、みずから体当たりしてくるケースもあります。
明らかにケガをしていないようでも、本人が「痛い痛い」というのなら手に負えません。
このような場合は、必ず警察・弁護士・保険会社などに相談しましょう。
家賃詐欺とは…
偽の不動産屋や大家が、
「家賃の振込先が変更になりました」
と連絡を入れ、お金を振り込ませる手口。
賃貸マンションや集合住宅に住むかたは要注意です。
妊娠詐欺は、浮気した男性などが騙されるもの。
「妊娠したから中絶費用が必要なの…」
「オレの女に手を出したな!慰謝料払え!」
「払わないなら家族や会社に言うぞ!」
などと脅してお金をだまし取ります。
同窓会詐欺とは、寄付金をだまし取るもの。
「母校の甲子園出場が決まったから、ぜひ寄付金を…」
「校舎の立て直しのために寄付金を…」
などという手紙を送り付け、偽の寄付金を募ります。
架空の請求書を突き付けてくるのが、架空請求詐欺。
「亡くなった旦那さんの借金を払ってください」
「息子さんの受講料が未払いのままです。遅延損害金も合わせてお支払いください」
このように、身に覚えのない請求をされるというものです。
真相を突き止めるためにも、このような場合は弁護士さんに相談するのが賢明です。
ここからは、インターネットを使った振り込め詐欺をお伝えします。
まずは、ワンクリック詐欺。
ワンクリック詐欺とは、クリックしただけで…
「会員登録ありがとうございます。3日以内にお振込みください」
などと、勝手に契約させられる詐欺です。
このような場合は、慌てず、最寄りの消費生活センターに相談しましょう。
もしも、電話やメールでしつこく請求してくる場合は、着信拒否や受信拒否で対応しましょう。
未納請求詐欺とは…
出会い系サイトなどで、『1ヵ月無料』などに登録し、後から未納請求が来るというもの。
『利用規約』などをしっかり読んでおかないと、後から何を言われるか分からないので注意が必要です。
また、会員登録時にクレジットカードを登録させ、勝手に料金を引き落とすパターンもあります。
フィッシング詐欺とは…
最初に、銀行などを装ったメールが届きます。
「こちらのページから、パスワードをすぐに変更してください」
それをクリックすると、銀行のサイトにそっくりの『偽サイト』に飛びます。
そこに、口座番号・パスワード・暗証番号・クレジットカード番号などを入力させて情報を盗みます。
そして被害者は、後日、通帳や請求書を見て、はじめて騙されたことに気付くのです。
ネットオークションで注文したのに…
という単純な手口がオークション詐欺です。
代引き詐欺とは…
宅配便に代金を支払う『代金引換』で、勝手に商品を送り付け、代金を奪う詐欺です。
注文した覚えのない代金引換の荷物は、受け取らないようにしましょう。
以上が、代表的な『振り込め詐欺の手口』でした。
手口を覚えておけば、騙されることはなくなることでしょう。
ぜひ周りの人にも、ぜひ教えてあげてくださいね。
また、「自分は騙されてるかも?」と思ったときには、知人・消費生活センター・警察・弁護士に素早く相談するように心掛けましょう。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
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