✎心理カウンセラー・ラッキー
「わたし 嫌われてるのかしら?」
「なにか悪いことを言ってしまったかな?」
「嫌われたい」と思って会話をする人はいないと思います。
それなのに、なぜか嫌われるということは、知らぬ間に「嫌われる話し方」になっているのかもしれません。
ここでは、嫌われる話し方・ものの言い方を25例 ご紹介していきます。
自分でも気づいていない「嫌われる話し方」の特徴や共通点を見つけるヒントになれば幸いです。
スポンサーリンク
01.うわさ話が好きな人は、だんだん嫌われていく
危険度★★★★☆
人のうわさ話は楽しいものです。盛り上がりやすいし、一時的な一体感が生まれた感じもします。
しかし、それと同時に、相手の心には不信感も生まれてしまう。
「この人には うっかり話もできないわ」「自分のことを噂されたら たまらないわ」と、次第に人が避けるようになります。
一方、信用のある人は、口が堅い。それは、しゃべらないという事ではなく、話す情報を選択しているということです。
口は災いのもと。うわさ話をしたい気持ちをグッとこらえる忍耐強さも大切です。
02.「でも・だって・っていうか」が口癖になっている
危険度★★★☆☆
「でも・だって・っていうか」などの否定語が、口癖のようになっている人も多い。
それほど深い意味がなくても、言われた相手は大きなダメージを受けてしまいます。
「あなたの意見はイマイチ」「わたしの意見のほうが正しい」と言われている気分になるからです。
どうしても相手の話を否定したいときは、「そうだよね。でもさあ」と一旦肯定してから意見をいうテクニック、”Yes,but法”を使うのが賢明です。
03.早口でペラペラしゃべる
危険度★★☆☆☆
意外かもしれませんが、「早口」も人から嫌われる原因になります。
なぜなら、早口でペラペラしゃべると、言葉の重みがなくなり、「軽率・冷たい・信用できない・感情的」という印象を与えてしまうからです。
一方、ゆっくり話す人は、人間味のある 温かくて優しいイメージを与えることができます。
04.「俺が」「私は」が多い
危険度★★☆☆☆
好かれる話し方のゴールデン・ルールは、「自分の話ではなく、相手の話に興味を持つ」こと。
「えっ!それでどうなったの?」「本当に!すごいなー」と話を盛り上げていくことです。
「俺が・私は」の多い人は、あらゆる話題を「自分の話」にすり替えてしまいがち。
本人はサービス精神で話しているつもりでも、話の腰を折られた相手は、「また始まったよ」とウンザリしてしまうのです。
自分の話は二の次にして、相手の話を盛り上げていく姿勢が大切です。
05.八方美人は、ヘラヘラしているように見えてしまう
危険度★★★☆☆
「みんなに好かれたい」というのは、誰もが持っている感情。
しかし、「全員に好かれる」というのは絶対に無理。すべての人に話しを合わせていると、必ずどこかで矛盾が生じてきます。
周りの人からは、「媚びへつらっている」「ヘラヘラしている」ように見えてしまうのです。
自分に無理してまで相手に合わせる必要はありません。ある程度は「素の自分」を出したほうが好かれるものです。
それで離れていく人は、その程度の関係。それでもそばにいてくれる人を、とことん大切にした方がいいのです。
スポンサーリンク
06.愚痴・不平不満がやたら多い
危険度★★★★☆
「愚痴や不平不満を言ってはいけない」という事ではありません。
大切なのは、ネガティブとポジティブのバランス。
ネガティブ話は25%がベストだと言われています。「ボジ・ボジ・ネガ・ボジ」です。
愚痴や不平不満がやたらと多い人は、話が暗いだけでなく、言っている本人まで「暗いイメージ」になってしまいます。
次第に、「なんとなく一緒にいたくない」と思われてしまうのです。
腹が立ったことがあると、人に話したくなるのは人情ですが、ある程度は自制するチカラも必要です。
07.距離感をうまく保てないと、図々しい人になってしまう
危険度★★★★☆
・「髪型を変えたら?」と母親に助言するのはOKですが、友達に言うのはNG
・「旦那さんとうまくやってるの?」と親友に聞くのはOKですが、知り合ったばかりのママ友に聞くのはNG
相手と、どれぐらい深い関係なのか。その距離感を間違えると、図々しい人になってしまいます。
何はともあれ、プライベートな話は、こちらから切り出さないほうが無難です。
08.機関銃のように一方的に話す
危険度★★☆☆☆
会話の基本は、キャッチボール。「to」ではなく「with」です。
感情的になって機関銃のように一方的に話されると、聞いてる相手はウンザリします。学校の授業と同じで、単純に疲れてしまうのです。
話し上手とは、「じょう舌」ではなく、「みんなに気持ちよくしゃべってもらう」こと。
「10秒以上連続でしゃべらない」というように、マイルールを決めるといいかもしれませんね。
09.結論の見えない話をする人
危険度★☆☆☆☆
「この前 おもしろい人を見かけたんだ」というように、まずは結論から話すのが雑談の基本です。
物語のように、「この前 晴れてたから渋谷に行ったんだけど、お腹がすいて…」と時系列で話をすすめる人は、聞いてる相手をイライラさせがち。
話の先が見えないと、「この話 いつまで続くの?」「いったい何が言いたいの?」という気持ちになるからです。
話し方は、長年の癖。なかなか直るものではありません。
「結論から話す」ということだけは、しっかり肝に銘じておいた方がいいかもしれませんね。
10.「ああ、それ知ってる」と話の腰を折る
危険度★★★☆☆
会話中に「ああ それ知ってる」といわれたら、十中八九、不愉快になります。
話の腰を折られただけでなく、「最近まで そんなことも知らなかったの?」と見下された気持ちになるからです。
一生懸命 話していた自分が恥ずかしくなります。
相手がどんなに親しい人であろうとも、「ああ それ知ってる」だけは禁句です。
スポンサーリンク
11.相手のテンションに合わせない人
危険度★★☆☆☆
・どっぷり落ち込んでいる人に対して、「元気出そうぜ!ファイト!」とハイテンションで声をかける
・相手が興奮して語っているのに、「そうなんだ」とローテンションで聞く
このような、テンションを合わせない態度は、間違いなく相手を不快にします。
テンションを合わせることは会話のマナーであり、”ペーシング”という名の「好感度を上げる心理テクニック」でもあります。
マイペースな人は、ちょっと意識した方がいいかもしれませんね。
12.スマホ・髪・爪をさわりながら話をする
危険度★★★☆☆
積極的に相手の目をみながら話をする人は、誠実な印象になります。
一方、よそを見ながら話をする人は、「不誠実なやつだ」と人間性を疑われ、嫌われてしまいます。
会話中にスマホがいけないのは当たり前ですが、気をつけたいのは「髪や爪をさわる」こと。
髪や爪をさわりながら聞く人は、退屈しているように見えてしまいます。また、貧乏ゆすりも退屈している証し。
たとえ、それがクセだとしても言い訳はできません。
一度、自分の聞く態度をチェックしてみるといいかもしれませんね。
13.場をシラケさせる発言
危険度★★★☆☆
・ドラマの話で盛り上がっているときに、「わたしドラマ見ないから」と発言すれば、その場がシラケてしまいます
・「みんなでバーベキューやろうよ!」と盛り上がっているときに、「わたし アウトドアは苦手だから」と発言すれば、せっかくのムードが壊れてしまいます
その場の雰囲気を壊すのは、クラシックコンサートでヤジを飛ばすのと同じ。マナー違反です。
自己主張も大切ですが、その場の空気感をこわさない心遣いも必要です。
14.自慢話が多い
危険度★★★☆☆
これは言うまでもありませんが、自慢話は嫌われます。
「すごいね!」と認められたいのは、自信のなさの表れ。「器の小さい人だ」という悪い印象を与えてしまいます。
「すごい!」と10回言われる人よりも、「すごい!」と1回言ってあげる人のほうが好かれるものです。
15.面倒くさがり屋で、ノリが悪い
危険度★★☆☆☆
「今からわざわざ行くの?」「どうせ無理だと思うよ」などと何事も面倒くさがる人は、仲間から嫌われがち。
一方、好かれる人は、いつもワクワクしています。「それ面白そうだね!」「行こう行こう!」と。
行動力のない人は、友達からイヤがられるだけでなく、仕事や恋愛もなかなか上手くいきません。
何事にも興味をもち、「毎日をエンジョイしよう」という攻めの気持ちも大切ですね。
スポンサーリンク
16.若者ことば・流行りことばが多い
危険度★★☆☆☆
「リプはやくて、マジうれしみ」
(※”返信が早くてすごく嬉しいよ”という意味です。たぶん…)
若者ことば・流行りことばは、それを理解できる相手なら、ぜんぜんOKです。
しかし、言葉の意味がわからない人は、ムカッときます。
「それ どういう意味?」と聞いて、「そんなことも知らないの?」と言われたら、もうムッカムカです。
相手が理解できるように話すのも、優しさの一つ。相手に合わせた言葉遣いも大切ですね。
17.「~すべき」「~であるべき」の多い人
危険度★★★☆☆
「これぐらい常識でしょ」「ああいう人 最低」というように、人の欠点をあげつらう人は、他人から避けられがち。
「この人の前ではヘタなこともできない」と、不自由で窮屈な感じがするからです。
人にはそれぞれ欠点があります。
片づけが苦手・料理が苦手・車の運転が苦手…。100点満点の人は一人もいません。
それを認めてあげられる寛容でおおらかな気持ちも大切ですね。
18.反応がうすい人
危険度★★★☆☆
・相手が興奮して語っても、「ふ~ん」という反応しかしない
・面白いことをいっても、ほとんど笑わない
・おみやげを渡しても、感激してくれない
反応のうすい人は、謙虚でクールなイメージで、異性からは人気があるケースも多い。
ところが、同性からは嫌われがちです。
感情は、自分が思っている3分の1くらいしか、顔に出ていないもの。
一度、鏡で自分の笑顔をチェックしてみるといいかもしれませんね。
19.ユーモアの通じない人
危険度★★★★★
冗談を言ったつもりなのに、相手が急に怒りだすことが時々あります。
ユーモアの通じない人は、プライドが高い or 劣等感の強い人。
ひどいと、「先輩 茨城出身ですよね?」と尋ねただけで、「それが悪いのか!」とキレる人もいます。
コミュニケーションにおいて「高いプライド」は、人から嫌われる最大の原因。
自分を守ろうとすればするほど、逆に自分が追い込まれてしまうのです。
20.共感しない人
危険度★★★☆☆
とくに女性同士の会話では、「共感」が何より大事。
「そうだよね」「わかるわかる」と相づちを打たなければ、「あんた ちゃんと話聞いてる?」となりがちです。
人はなぜ雑談をするのかといえば、「自分の気持ちをわかってほしい」から。誰だって、仲間との一体感が欲しいのです。
「共感」という糸を束ねていくと、やがて「太い絆」に育っていきます。
スポンサーリンク
21.被害者意識の強い人
危険度★★★★☆
「してもらったこと」はすぐに忘れるけど、「してくれなかったこと」「やられたこと」には敏感なタイプ。
いわゆる被害者意識の強い人は、誰からも嫌われがち。
・「絶対に許さない」など、うらみの気持ちの強い人は安心感がありません
・「あいつのせいで」と、失敗の原因を他人になすり付ける人も、「ワガママ」の烙印を押されてしまいます
一方、感謝の気持ちの強い人は、誰からも好かれるものです。
「ありがとう♪」「おかげで助かったよ」のような感謝の言葉を増やしていくと良いかもしれませんね。
22.自分が興味のない話には無関心
危険度★★☆☆☆
「なんだぁ 釣りの話か」と立ち去られた、話している人たちは非常に気分が悪くなります。
先にもお話しましたが、好かれる話し方のゴールデン・ルールは、「相手の話に興味を持つ」こと。
自分の知らない話に、どれだけ興味をもてるかが鍵です。
最初は興味がなくても、話を聞いているうちにワクワクしてくることも多いもの。
「どんな面白い話が聞けるのだろう?」という気持ちも大切ですね。
23.ボソボソ話す
危険度★★☆☆☆
人づき合いのうまい人は、みんな声が大きい。
ボソボソと小声で話すと、聞き取りづらいだけでなく、自信がないように見えてしまいます。
心理学の「メラビアンの法則」によると、会話で大切な要素は以下のとおり。
「何を話すか」よりも、「どんな声で話すか」の方が、5倍以上も重要ということです。
もしも声が小さいのなら、「イキイキした声で話そう」と思うだけでも、ぜんぜん違ってくると思いますよ。
24.自分でも気づいていないイヤミな話
危険度★★★☆☆
・高学歴の人が、学歴の話をすればイヤミになってしまいます
・高給取りの人が収入の話をすれば、いやらしい話に聞こえてしまいます
・母子家庭で育った人の前で、お父さんの話をすれば、相手は辛くなります
「この話をすれば、相手がどんな気持ちになるのか」という優しい心遣いも、コミュニケーションには必要です。
25.そもそも、雑談の量が少ない
危険度★★★☆☆
親近感は、会話量に比例します。
そもそも雑談の量が少ない人は、良好な人間関係つくることが難しい。
また、欠席裁判といって、雑談の場にいない人は悪口の対象になりがちです。
いい人間関係を築くには、何はともあれ、雑談の量を増やすことが肝心です。
以上「嫌われる話し方25選」でした。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
スポンサーリンク