✎心理カウンセラー・ラッキー
初めての電話対応はとても緊張するもの。だからといって「沈黙」するわけにはいきません。
お互いの顔が見えない電話では、自信を持ってテキパキと応答する必要があります。
とはいっても、決して難しいものではありません。電話も会話もルールは同じ。「電話特有の基本形」だけはマスターしておけば大丈夫です。
今回は、「新入社員のための電話対応の基本」を簡潔にお伝えいたします。
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新入社員の場合、「電話を受ける⇒上司に取り次ぐ」というケースが多いと思います。
まずは、その流れをざっと見ていきます。
(赤:自分 青:相手)
プルルル…プルルル…
↓↓↓
メモを用意
3コール以内に出る
↓↓↓
「はい、○○商事でございます」
↓↓↓
「○○不動産の山田と申します。お世話になっております」
↓↓↓
「お世話になっております」
↓↓↓
「石原様はいらっしゃいますか?」
↓↓↓
「石原ですね。少々お待ちください」
↓↓↓
保留
↓↓↓
石原に内線
「○○不動産の山田様からお電話です」
特に難しいことはないと思いますが、いくつか注意点があります。
電話対応は、メモが必須。
受話器は「利き手の逆側」で持ち、「利き手」にメモを用意しましょう。
走り書きでいいので、重要な個所はすべてメモするように心掛けましょう。
電話は、3コール以内に取るのが基本。
●3コール以上待たせた場合の第一声は…
「お待たせしました」
●6コール以上待たせた場合は…
「たいへんお待たせしました」
ちなみに「もしもし」は厳禁です。
たとえ初対面の相手でも「お世話になっております」でOK。会社同士の付き合いですからね。
また、「お世話になっております」は合言葉みたいのもの。最初の挨拶は「どうも、こんにちは」と言うのではなく、「お世話になっております」を必ず使いましょう。
「石原様はいらっしゃいますか?」
↓↓↓
「石原ですね。少々お待ちください」
通常はこのように「取り次ぐ」だけでいいのですが、指名された人がいないときは困ってしまいます。
どう対応したら良いのでしょうか?
●不在のときに「いません」はダメ。「外出しております」を使いましょう。また、社内にいるけど席にいない場合は「席をはずしております」が適当です。
●電話番号を尋ねる場合は、「念のため…」又は「恐れ入りますが…」が枕ことば。ちなみに名前を尋ねる場合は「失礼ですが…」。
●最後に「わたくし、田中が承りました」と名乗ることで、相手に安心感を与えることができます。また、電話の場合「わたし」ではなく、「わたくし」を使いましょう。
今までとは逆に、自分が取り次いでもらった電話に出るときは、これが基本形です。
「お電話かわりました。田中でございます。お世話になっております」
電話だと、相手の声が聞き取れない場合も多いものです。
そんなときに、曖昧なままにしておいてはいけません。もう一度、聞き直しましょう。
●雑音が多いときや、相手の声が小さい場合は…
「お電話が遠いようですので、もう一度お願いします」
●聞き逃してしまった場合は…
「恐れ入りますが、もう一度お願いできますでしょうか?」
最後に電話を切るときは、基本的に「相手が切ったのを確認してから」。
また、「ガチャガチャ」と切る音がしないように、フックを押さえて電話を切るようにしましょう。
電話の場合、「7時」を「1時」と聞きまちがえたり、「数字の間違い」が多くなります。
なので、電話は連絡用として使い、詳しい内容はFAXやメールでお送りしましょう。
「詳しくはメールでお送りさせていただきます」。
携帯電話はあくまで「緊急用」です。
携帯電話の電話番号を知っているからといって、気軽に携帯電話にかけてはいけません。
ビジネスの場では、相手がどのような状況にあるのかわかりませんので、基本的には「固定電話」にかけるようにしましょう。
また、携帯電話にかけた場合は、必ず「今、よろしいですか?」と確認を入れるのがマナーです。
以上、『ビジネスマナー◇新入社員のための電話対応・基本編』でした。
これだけ知っていれば、自信を持って電話を受けることができると思いますよ。
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最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
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