✎心理カウンセラー・ラッキー
「褒められて、やる気が出てきた」
「褒められて、自信が湧いてきた」
みなさまも、このような経験があると思います。
人は、「褒められる」ことによって、さまざまな能力を発揮します。
最近の脳科学でも…
「褒められたときに分泌される脳内物質が、頭の回転を速くする」
という研究があります。
また、「褒められる人」だけでなく、「人を褒める側」にもさまざまな恩恵があります。
褒めることよる効果は絶大!
今回は、「褒めることの効果」についてまとめてみました。
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日本人は、褒めるのが苦手な人が多い。その反面、外国人は褒めるのがとても上手い。
「海外旅行中の女性が、現地の男性にナンパされちゃう」なんて話をよく耳にしますが、それも、日本では経験したことがないくらい褒めてくれるので、コロッとなってしまうのです。
また、「なぜこの男性に、こんなに綺麗な彼女がいるのだろう?」と感じるとき、ありますよね。
その男性も、間違いなく褒め上手。
日本国内では、「褒められたい人」と「褒める人」の、需要と供給のバランスが崩れていて、「褒め上手な人」に希少価値があるのです。
なので、褒め上手は確実にモテます。
モテるために外見を磨くのも結構ですが、「褒め上手」になる方が手っ取り早いといえます。
学生のころを思い出してください。
「良い評価をしてくれる先生」と「評価の厳しい先生」の、どちらが好きでしたか?
言うまでもなく、「良い評価をしてくれる先生」ですよね。
「こんなんじゃダメ!今の5倍努力しろ!」なんて言う人の近くにはいたくないものです。
良い評価をする人…、つまり、褒めてくれる人のことがみんな大好き。
褒め上手の周りには、人が集まります。
銀座のクラブのママは、太った客には「さすが、貫録があるわ」とほめ、やせた人には「引き締まっていて渋いわ」と言うらしい。
彼女たちの商売道具も「褒め言葉」。
そこへ通う男性は、褒めてほしいがために、高いお金を払っているのです。
仲の悪い夫婦は、いつもお互いをけなし合っています。
その反対に、家庭円満で仲のいい夫婦を思い浮かべてみてください。
間違いなく、褒め合っています。
「褒め合っていないけど、仲のいい夫婦」なんて見たことがありません。
ひとつ屋根の下で暮らしていれば、ついつい「相手の欠点」が目に付いてしまうものです。
しかし、仲のいい夫婦は、それを口にしない。
それよりも長所を探して、そこを褒めていきます。
その努力が、夫婦円満・家庭円満につながっているわけです。
「他人を変えることはできない。変えられるのは自分だけだ」というような立派な言葉をときどき耳にします。
しかし、褒めれば相手が変わります。
褒めれば、他人を変えることができるのです。
たとえば…
もしも、あなたが、「きみは本当に優しいね!」と褒められたら、「冷たい行動」や「不正な行為」はできないはずです。
同じように…
いつも威張っているいじめっ子に、「きみはリーダーシップがあるね!」と褒め続けていれば、その子は「単なるいじめっ子」から「正義感の強い親分肌」へと変わっていきます。
先述しました「仲のいい夫婦」も、褒めて相手を変えた良い例です。
褒めることで、相手を変えることができるのです。
昔は、子どもを叱って育ててきました。
ぼく自身も、バケツを持って廊下に立たされたことや、グラウンドを10周走らされた経験があります。
それで、その後にやる気が湧いてきたか?というと、まったくです。
むしろ、自信を失います。「おれってダメだな~」みたいに。
子どもを叱って育てて、いったい、どれだけの子どもがダメになってしまったことでしょうか。
しかし、現代では「子どもや部下は、褒めて育てろ」というのが常識。
経験的にも、科学的にも、「褒めること」の素晴らしさが分かってきたのです。
褒めて育てると、まず「自信」が高まります。
自信が高まれば、「やる気」が湧いてきます。
「自信」と「やる気」があれば、チャレンジしたくなります。
マラソンの金メダリスト・高橋尚子さんも、無名のときから小池監督に褒められて育てられました。
褒められると、「その人が持つ本当の能力」が開花するのです。
人間にも、動物にも、「自己防衛本能」というものがあります。身を守るための本能です。
だから、他人に対して、常に警戒心を抱いています。
その警戒心をほぐしてくれるのが、「褒める」という行為です。
たとえば、犬の場合、最初は他人を警戒します。
しかし、その人が「褒めてくれる人」と判ると、とたんに心を開き、腹を向けて甘えます。
褒めることは、「あなたを好きですよ」というメッセージ。
褒めることで、相手は警戒心を解き、人間関係がスムーズになります。
あなたには、「長い付き合いだけど、いまだに仲良くない」という知人がいませんか?
もし、そのような人がいるのなら、「その人のことを褒めていない」のではないでしょうか。
人間関係を改善したいと思ったら、まずは褒めてみることです。
以上が『褒めることの6つの効果』です。いかがでしたでしょうか?
人を褒めて損することはありません。お金もかからず、得することばかりです!
「さっそく今日から、たくさん褒めてみよう!」と思っていただけたら幸いです。
●こんな記事もありますよ●
人を褒められない心理5つ◇褒め上手への近道!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
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