✎心理カウンセラー・ラッキー
ぼくは、5年前までは超夜型人間でした。
「早起きに挑戦しても、三日坊主になってしまう」
「夜型だから、早起きはムリなのかな?」
それが、昔のぼくの悩み。
でも今では、「朝5時起き」を4年以上つづけることが出来ています。
以前では考えられなかったほど、無理なくスッキリ起きられます。
静かな朝時間の活用で、驚くほど仕事もはかどります。
一体、なにが変わったのか?
その理由は、簡単!
早起きが続かない人 | ガマンして根性で起きる |
早起きが続く人 | 正しいやり方で起きる |
体に負担をかけたらアウト。
人間、ガマンはつづかないんです。
無理なく朝型に変えていくのが、早起きの正しいやり方。
睡眠に関する本を読みあさり、さまざまなサプリやアプリを試した集大成が、この方法です。
「超夜型で根性のない僕」でも簡単にできたのですから、きっとあなたにもできるはず。
この機会に、活力あふれる朝方生活を始めてみてはいかかでしょうか。
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< 目次 >
①朝起きられない理由
②早起きに失敗する理由
③早起きの手順
この順番でご紹介していきます。
どれも大切な内容ですので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
朝起きられない理由は、2つ。
これを知ることで、より早起きが楽になるはずです。
「脳は、生活の変化が大嫌い」
これが、早起きできない一番の理由。
「昨日までと同じ生活」を維持しようと、脳は全力を尽くすからです。
いつもより早起きしようとすると、耳元で悪魔がささやきますよね。
「ガマンは体に悪いぞ」
「もう少しだけ寝ようぜ」
「二度寝は気持ちいいぞ」
あれは、悪魔の声ではなく脳の声。
自分の心を誘惑することで、「昨日までと同じ生活」を維持しようとしているのです。
だから、早起きが三日坊主で終わるのも、とても自然なこと。
脳の誘惑に、人間はなかなか勝てないのです。
朝起きられない理由の2つ目は、体内時計。
人間の体内時計は、一日25時間と言われています。
しかし、最近の研究では「平均24時間11分」なのだとか。
それでも、個人差があります。
体内時計がちょうど24時間の人は、毎日同じ時間に眠たくなって、同じ時間に起きられる。
つまり、朝の強い人です。
一方、「24時間11分」の人なら…
毎日11分ずつ体内時計が遅れるから、一週間で77分もズレてしまう。
結果、夜は眠れないし、朝は苦労しないと起きられない。
これが、朝が苦手な「夜型人間」の特徴です。
つづいて、早起きに失敗する理由。
これは、主に4つ。
これらも、ぜひ覚えておいてくださいね。
「明日から5時に起きるぞ!」
これは、まず間違いなく失敗します。
昨日までの生活とのギャップで、脳がビックリして、元に戻そうとするからです。
・昼間、頭がボーッとする
・あくびが止まらない
・健康に悪い気がしてくる
このような「もっと眠りなさい」というシグナルを、脳がガンガン送ってくる。
そして、結局は三日坊主で終わってしまうのです。
「休日くらいはゆっくり寝よう」
「旅行中は特別だから」
「飲み会で遅くなったから」
このように、特別な理由でゆっくり寝たくなるときもあると思います。
でも、これは要注意!
起きる時間をズラすと、脳が「時差ボケ」を起こすからです。
一度、時差ボケを起こすと、それが治るまでに数日は必要。
もしも、土日にゆっくり寝たら、一週間ずっと時差ボケ状態になってしまいます。
時差ボケしていると…
眠くて、ダルくて、早起きどころではありません。
大切なのは、特別な日も「いつもの時間」にとりあえず起きること。
あとは昼寝で、睡眠時間を取りもどせばOKです。
「明日から朝5時に起きてジョギングをするぞ!」
早起き&ジョギング。
2つの目標を同時進行すると、必ずと言っていいほど三日坊主になります。
先ほどもお伝えしましたとおり、脳は変化を強く嫌うからです。
早起きは、およそ3カ月で習慣になります。
それまでは、早起きに一点集中。
「ほかの目標を捨てる」ことも大切です。
「睡眠は8時間がベスト」というのは間違い。
必要睡眠時間は、人それぞれバラバラです。
《必要睡眠時間》
5時間以下 | 1%未満 |
6時間以下 | 5~10% |
6~9時間 | 87% |
9時間以上 | 5~10% |
10時間以上 | 1%未満 |
(「快眠のための朝の習慣・夜の習慣・内海裕子著」より抜粋)
「4時間睡眠のすすめ」みたいな本もたくさん出ていますが…
あれは、その人だから成功できただけのこと。
ぼくは、そんな本に何度も挑戦して、体調を崩してきました。
必要睡眠時間は、個人個人、生まれつき決まっているもの。
歳とともに減少することもありますが、基本的に睡眠時間は変えられないのです。
つまり、「自分の必要睡眠時間」を知らなければ、良い睡眠はとれないということ。
そのためには、自分の体をつかって調べるしかありません。
ただ、目安もあります。
《必要睡眠時間の目安》
幼い頃、起きるのが苦手だった | 睡眠時間は長め |
幼い頃、朝から元気だった | 睡眠時間は短め |
頭脳労働が多い | 睡眠時間は長め |
また、目覚まし時計なしで、ふと目覚めて「もうちょっと寝たいなぁ」と思ったときが、起きるベストタイミング。
昨日、寝た時間から逆算すると、必要睡眠時間を計算できます。
睡眠不足はNG。寝すぎもNG。
自分だけの、ちょうどいい睡眠時間を知ることが大切です。
前置きが長くてごめんなさい。
いよいよ、早起きの手順です。
ポイントは3つ。
●徐々に早く起きる
●寝る時間も設定する
●かならず朝日をあびる
意外と簡単です。
早起きのいちばんの秘訣は…
「生活の変化」を脳に気づかれないこと。
そのためには、起きる時間を徐々に早くするのがポイントです。
下の画像をご覧ください。
ぼくが実際に書いていた「早起き計画表」
左⇒日付
中⇒寝る時間
右⇒起きる時間
右の列が、起きる時間です。
ぼくの場合は、一日5分ずつ早く起きました。
5分×30日イコール150分。
一カ月で、2時間30分の早起きに成功。
「7時30分起き」⇒「5時起き」
早起きを習慣にするのに、3カ月は必要なので…
その後、3カ月間は「5時起き」をキープ。
リズムができてくると、体も楽になって、すんなり起きられるようになるものです。
先ほどの画像の、真ん中の列が「寝る時間」です。
起きる時間を設定するのと同じくらい大切なのが、寝る時間を設定すること。
なぜなら、ベストな睡眠時間をキープできるからです。
睡眠時間を削って早起きしても、あくびが増えるだけ。
体がダルくなって、脳が拒否反応を起こしてしまいます。
(起きる時間)-(必要睡眠時間)
=(寝る時間)
寝る時間を設定して、その少し前に布団に入ることが大切です。
先ほどお話しましたとおり、体内時計の周期は24時間より長い人がほとんど。
たとえば、体内時計が24時間10分の場合なら…
一週間後には、70分も時計がズレてしまいます。
朝5時なのに、体は「まだ3時50分だ」と勘違いしてしまうのです。
それでは、ツラくて起きられません。
そのズレを、リセットできる唯一の方法が「朝日」。
目覚めたら、がんばってカーテンをシャーっと開ける。
それだけでOK。
ただ、冬場の早朝は、外が暗いから困ってしまいます。
そんな季節は、スマホをいじるか、蛍光灯をつければOK。
とにもかくにも、明るい光を目に入れることが大切です。
☆☆
●徐々に早く起きる
●寝る時間も設定する
●かならず朝日をあびる
この3つのポイントさえ守っていれば、早起きは意外と簡単!
3~4カ月で習慣になり、気持ちのいい朝を迎えることができるでしょう。
最後に、熟眠するためのポイントを簡単にまとめておきます。
睡眠時間も大切ですが、睡眠の質はもっと大切ですからね。
《熟眠するためのポイント》
●寝る前は、テレビやスマホなどの「明るいもの」を控える
●夜にカフェインをとらない
●寝る前2時間は食べない
●深酒しない
●ぬるめのお風呂にゆっくり入る
それから、スッキリした朝を迎えるために、寝起きに熱いシャワーを浴びるのもおすすめです。
☆☆☆
以上、根性不要!早起きの「正しいやり方」|朝5時起きへのプロセスでした。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
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