✎心理カウンセラー・ラッキー
「雑談なのに緊張する」
「沈黙がこわい」
「話がつづかない」
そんな悩みを抱えている方も少なくありません。
そこで今回は、雑談が苦手な人の克服法を5つお伝えいたします。
誰とでも気軽に話せるようになれば、人間関係も順調になる。
周りの見る目も変わってきて、自信がみなぎってくると思いますよ。
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「家族と雑談ができない」
そんな人は、まずいませんよね。
ところが、エレベーターで知人に会うと、なぜか言葉が出てこない。
なぜ、家族となら雑談ができるのでしょうか?
それは…
うまく話そうと思っていないからです。
「ああ、今日は忙しかった」
そんな一言から、雑談ははじまるもの。
第一声は、なんでもいいのです。
雑談がうまい人は、「うまく話そう」なんて、これっぽっちも考えていません。
思ったことを、そのまま口にするだけ。
「あれ、髪型変えた?」
「最近、ゴルフどう?」
「腹減ったなぁ」
「蚊に刺されたところが気になっちゃって」
雑談は、雑でOK。
気の利いたことなんて、言わなくてもいいのです。
「思ったことを口に出せば、それでOK!」
そう考えるだけで、雑談がグッとうまくなるはずです。
POINT雑談は雑でOK。うまく話そうと思うほど、雑談がヘタになる
「雑談するのが怖い」
そんな人も少なくありません。
雑談が苦手になる原因のほとんどは、幼少期の体験。
・「くだらない話ばかりしていないで…」と先生に怒られた
・「そんな話、今忙しいから後にして!」と親に言われた
そんな経験を重ねることで…
「つまらない話をしてはいけない」と勘違いしてしまうのです。
「雑談は苦手だけど、仕事の話ならできる」という事はありませんか?
もしそうなら、心のどこかに「つまらない話をしてはいけない」という思い込みがあるはず。
「役立つ話をしなければならない」
「あっと驚くような話をしなければならない」
そう考えることで、雑談が苦手になるのです。
しかし、雑談の場合は、そうではありません。
雑談は、「どうでもいい話」ほど盛り上がるもの。
自分「蚊に刺されたところに、爪で『×印』をつけるのが癖なんです」
相手「ああ、ぼくは『米印』だよ」
自分「えっ、ワンランク上じゃないですか!」
そんな、どうでもいい話ほど面白いもの。
役立つ話なんて、しない方がいいのです。
自分「暑い日がつづいてますね」
相手「ええ、暑くて蒸発しそうですよ」
自分「うちは妻が蒸発しそうですよ」
雑談は、くだらない事をどれだけ言えるかが勝負。
むしろ、「くだらないことを言い合うゲーム」と考えた方がいいのです。
ただ、くだらないことを言うにも、多少の練習は必要。
自転車の練習と同じで、ときには痛い目にあうこともあるでしょう。
でも、努力は裏切りません。
「次は、どんなくだらないことを言おうか?」という心構えで雑談をすれば、3カ月程度で必ずうまくなるものです。
POINT雑談は、くだらないことを言い合うゲーム
筋肉質の人ほど、筋トレをしています。
肌のきれいな人ほど、肌のお手入れをしています。
それと同じで…
雑談がうまい人ほど、雑談のネタを集めています。
プロのお笑い芸人ですら、ネタ帳とネタ合わせがなければ、うまく話せないものです。
そこで、雑談が苦手な人に、ぜひおすすめしたいのが…
ネタをメモすること。
●「へぇー!」と思ったこと
●「なんでだろう?」と思ったこと
●ちょっと変わった経験をしたこと
●面白かったこと
●美味しかったこと
●恥ずかしかったこと
ぼくの場合は、スマホのメモ帳。
ちょっとしたことをメモしておいて、ときどき読み返す。
それだけで、雑談が10倍は盛り上がります。
誰かに話したくてウズウズすることもあります。
雑談が苦手な人にとって、ネタ帳は大きな力になるはずです。
POINT小さなネタをメモしておこう
幼い頃に…
友達からからかわれたり、バカにされた経験があると、雑談が苦手になりがち。
なぜなら、「自分のことを話すと、ロクなことはない」と身構えてしまうからです。
でも、そのままでは、いつまでたっても雑談はうまくなりません。
雑談で大切なのは…
素の自分をさらけ出す勇気。
とくに、失敗談や自虐ネタを話すと、親近感が深まるものです。
自分「最近、髪が薄くなっちゃって…」
相手「私もですよ。ほらっ」
自分「彼女にメールしたつもりが、部長にメールしちゃって…」
相手「あるある!誤送信。ぼくの場合は…」
こちらが失敗談を話すと、相手の肩の荷が降りて、お互いに心を開き合えるもの。
心を開き合っている時間は、なんとも気持ちがいいものです。
また、「この人は正直だな」という好印象を与えることもできます。
素の自分をさらけ出す勇気が必要なのは、最初だけ。
「失敗談で、こんなに盛り上がるんだ」ということに気づけば、もう勇気は必要ありません。
POINT積極的に、失敗談や自虐ネタを話そう!
雑談で意外と重要なのが、「普段のあいさつ」です。
たとえば、朝一番に「竹田さんおはよう!」とあいさつする。
それだけで、一日中、話しやすい状態がつづきます。
一方、あいさつをしなかった人とは、なぜか話しづらいもの。
必要なこと以外、話せなくなります。
ぼくは釣りが好きなのですが…
となりに見ず知らずの釣り人がいたら、「あっどうも」と声をかけておきます。
たったそれだけで、簡単に雑談ができるようになるから不思議。
反対に、声をかけなかった人とは、なかなか話ができないものです。
あいさつのコツは、「自分から」。
自分からあいさつしておくと、主導権を握れるからです。
雑談が苦手な人は、自分からあいさつが出来ているかどうか、一度思い返してみるといいかもしれませんね。
POINT自分からあいさつするのを習慣にしよう!
☆☆
いかがでしたでしょうか。
最後に5つのポイントをまとめておきます。
ほんのちょっとの努力で、気軽に雑談できるようになると思いますよ。
●雑談は雑でOK。うまく話そうと思うほど、雑談がヘタになる
●雑談は、くだらないことを言い合うゲーム
●小さなネタをメモしておこう
●積極的に、失敗談や自虐ネタを話そう!
●自分からあいさつするのを習慣にしよう!
☆☆☆
以上、雑談が苦手!の克服法|誰とでも気軽に話せる5つのコツでした。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
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