✎心理カウンセラー・ラッキー
「職場にやる気のない人がいてイライラする」
「まじめに働かない社員の扱い方に悩んでいる」
”職場の怠け者”にホトホト困っている方も少なくありません。
職場にやる気のない人が1人でもいると、怠け心が周りに感染してしまい、”腐ったミカン現象”が起こります。
その結果、組織全体の士気が下がり、会社の業績・自分の給料にも悪影響を及ぼしてしまいます。
まじめに仕事をしない人を放っておいて、何一つ良いことはありません。
やる気がない人は、一般的に「仕事ができない奴」と呼ばれています。
ところが、怠け者の中には、器用で才能を秘めている人も意外と多いもの。
つまり、きっかけを与えて やる気にさせれば、大化けする可能性も秘めているのです。
実際に上司の一言がきっかけで、人間が変わったように能力を発揮しだす人もいます。
ここでは、職場でやる気がない人の対処法を5つご紹介していきます。
怠け者をかしこく扱いえば、職場全体の雰囲気もガラッと変わってくるはずです。
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ここ重要です
やる気がない人を動かすベストな方法は、”期待をかける”こと。
「この仕事は君に任せたぞ」
「君の才能があれば必ずできる」
そう思っていなくても構いません。
嘘でもいいから、とにかく期待をかけることです。
人間には、”周囲に期待されると、期待に答えようと無意識に頑張ってしまう”という不思議な特徴があります。
それを証明する、とても面白い心理実験があります。
ある心理学者が、小学校で知能テストを行いました。
ところが、知能テストの結果を見ることもなく、ごみ箱へポイ!
そして心理学者は、教師たちにいい加減な嘘をつきます↓
「山田くんと吉田さんは計り知れない才能を秘めています」と。
その言葉を信じた教師は、山田くんと吉田さんに期待をかけました。
「君なら必ずできる」
「君には秘められた才能がある」
「必ず合格すると先生は信じている」
その結果、どうなったか?
山田くんと吉田さんは、飛び抜けて優秀な生徒に育っていったのです。
このように、”期待通りの人間に変わっていく”ことを、心理学ではピグマリオン効果と呼びます。
”期待をかける”ことは、怠け者のやる気を引き出すだけでなく、優秀な人をさらに成長させることもできる優れた方法です。
一方、誰からも期待されていない人は、やる気がなくなり、怠け者になっていく傾向があります。
部下に期待をかけることは、”上に立つ者の義務”といっても過言ではありません。
やる気のない人は、子どもの頃から”叱られ慣れている”ことも多いものです。
・親に「勉強しなさい!」と言われても、知らんぷり
・部活で怒鳴られても、「はい」と返事だけ
そんな叱られ慣れている人を、上司がいくら叱っても全く意味がありません。
では、どうしたらいいのでしょうか?
”押してダメなら引いてみろ”と昔から言われるように、叱ってダメなら褒めてみたらいいのです。
「ずいぶん腕を上げたな!」
「俺の若いころと比べたら大したもんだよ!」
やる気のない人は、褒められた経験が少ない分、褒め言葉には敏感。強く心に響きます。
怠け者のやる気を引き出すには、褒めることがベストな方法になるはずです。
とはいっても、普段の仕事のなかで”褒める場面”って、そんなに多くはないですよね。
そこで、とっておきの方法をご紹介させていただきます。
その方法とは…
①まず簡単なノルマを与えて、それを褒める
②徐々に難しい仕事を与えていく
たとえば、「昼までに これを終わらせてくれるか」と頼み、出来上がりを「いい出来栄えじゃないか!」と褒める。
そして、だんだん仕事のレベルを上げていくのです。
すると、相手は自分の成長を感じることができます。
「こんな重要な仕事も任せてもらえるようになった!」と。
人は、成長することに大きな喜びを感じる生き物。
その喜びを知ると、どんな仕事も楽しくなってくるものです。
やる気がない人をやる気にさせるには、この方法がベストだと思います。
指示されたことしかやらない、いわゆる”指示待ち族”と呼ばれる人もいます。
自発的に仕事をすることはなく、やる事が済んだらボーッとするタイプ。
「お店の出入口が汚れてたぞ」と注意すれば、「そんなの聞いてないですよ」といった具合です。
指示待ち族をうまく扱うには、ノルマをたくさん与えるのがベスト。
このようなタイプは怠け者ではなく、言われたことをキッチリこなす傾向があるので、ノルマを時間内に終わらせようと仕事に集中します。
集中力が上がると、仕事時間も短く感じるし、達成感も感じることができます。
仕事にやりがいを持つことができるのです。
ただ、多くのノルマをこなせば、当然グッタリ疲れてしまいます。
「ご苦労さま!本当に助かるよ、ありがとう」と、ねぎらいの言葉を忘れないことも大切です。
やる気のない先輩や上司がいると、とても厄介。
「今晩 取引先と会議があるんだよ。じゃあ これ頼んだぞ」と嘘をついて、仕事を丸投げしてくる事がよくあるからです。
このような理不尽な押し付けは、キッパリ断ることが大事。
「ぼくも手がいっぱいで とても無理そうです」と、無理なものは無理という態度で接することです。
そのとき注意すべきは、やる気のない先輩の得意技”おだて”。
「君は仕事が早いから、君にしか頼めないんだよ」というおだてに、まんまと乗らないことです。
”悪”に加担したら、自分も”悪”。
先輩をこれ以上怠け者にしないためにも、胸を張ってキッパリ断ることが大切です。
怠け者の中には、頭の回転が速くて「真面目にやれば凄い能力を発揮できそうなのに」と、残念に感じる人もいます。
そんなタイプには、思い切って大きなプロジェクトを任せてみるのも一つの手。
大きな使命を与えられると、緊張感と責任感が高まって、本当の実力を出そうとするからです。
責任が肩にかかると、見違えるように仕事に没頭するようになり、驚くような成果を上げる人も珍しくありません。
それをきっかけにやる気が芽生え、優秀な人材へと成長していく可能性も高まります。
「あいつは仕事ができない奴だ」とあきらめる前に、思い切って一度試してみるのも有りだと思います。
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以上、職場でやる気がない人の対処法◇怠け者の賢い扱い方5選でした。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
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