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プライドが高い人の原因と心理

プライドが高い人の原因と心理

心理カウンセラー・ラッキー

 

プライドが高くて付き合いづらい人、あなたの周りにもいるのではないでしょうか。

プライドが高い女 プライドが高い男

 

プライドが高い人の特徴は…

・意地っ張りで、すぐ威張る

・見栄っ張りで、自慢話が多い

・言い訳が多く、素直に間違いを認めない

・恥をかくことを強く怖れる

・他人のことはケナすが、自分がケナされると激怒する

・人のことは褒めないが、自分は常に褒めてもらいたい

・おだてに乗りやすい

・機嫌が悪いと攻撃的になる

・感謝の気持ちがなく、ありがとうが言えない

・ワガママが多く、恋愛ではストーカー化しやすい

 

このように、付き合いづらくていい人間関係を築けない傾向がります。

 

なぜ、このような無駄なプライドを持ってしまうのでしょうか?

プライドが高くなってしまう原因やきっかけは、いったい何なのでしょうか?

 

ここでは、プライドが高い人の原因と心理をご紹介していきます。

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プライドが高い人の原因と心理

 

プライドが高い人の心理

 

プライドが高い人の心理をひと言でいうと「幼児性が抜けていない」ということ。

プライドが高い人の原因である幼児性

「自分は特別だ」「何でも許される」「やってもらって当たり前」という幼児的な万能感を持ったまま大人になってしまったということです。

 

幼児的な万能感とは、乳幼児なら誰でも持っているもの。

・泣いたらオムツを変えてもらえる

・困ったときは親が助けてくれる

・周りの大人がチヤホヤしてくれる

・ワガママをきいてもらえる

 

子どもの頃はそれで通用したかもしれませんが、社会にでれば当然通用しなくなります。

ほとんどの人は、そのことを成長の過程で段階的に学ぶものです。

・家では許されても、幼稚園では許されないこと

・幼稚園では許されても、学校では許されないこと

・学校では許されても、社会では許されないこと

 

さまざまな失敗や経験を積みながら、集団の中で生きていくためのモラルや自分の”身の程”を学習していくものです。

 

しかし、プライドの高い人は、その事実を頭では分かっていても、感情が許しません。

”自分は特別なんだ”という幻想を、いつまでも捨てられないのです。

 

そのため、無自覚に「困ったちゃん」な行動をとってしまいます。

・過去の栄光を自慢して、”自分の凄さ”を主張する

・駄々をこねてワガママを通そうとする

・人をケナして、”自分は特別な人間だ”と証明しようとする

・人を罵倒して、”自分のほうが上なんだ”と証明しようとする

・恥をかかないために、嘘をついたり意地を張ったりする

・”やってもらって当たり前”だから、ありがとうが言えない

 

その結果、周りの人からは「身のほど知らず」「勘違い男」「お高くとまってる女」「無駄なプライドが高い」などと悪いレッテルを貼られてしまいます。

 

ではなぜ、プライドの高い人は、幼児的な万能感をいつまでも捨てられないのでしょうか?

次に、プライドが高くなってしまう原因をお伝えしていきます。

 

 

プライドが高くなる原因

 

プライドが高くなる原因のほとんどは、3歳~15歳ぐらいまでの幼少期にあります。

この時期に、”普通の人以上の特別扱い”を受けると、無駄なプライドが徐々に育ってしまいます。

 

ここでは具体例をまじえて、プライドが高くなる原因を年代別にご紹介していきます。

 

 

乳児期

 

0~3歳くらいの乳児期は、どれだけ甘やかしてもプライドが高くなる心配はないと思います。

むしろこの時期は、”甘やかし過ぎ”くらいが丁度いい。

甘やかされる乳児

乳児期にたっぷり愛情を注ぐことで、「自分は愛されている」「自分は生きれいるだけで価値がある」という自己肯定感が高くなり、自信のある心の強い子に育ちます。

もちろん生まれつきの気質もあるので、一概に「みんながみんな 心が強くなる」とは言い切れませんが、基本的に乳児期はたっぷりと愛情を注ぐことが大切です。

 

 

幼児期

 

ここ大事です

3~6歳くらいの幼児期は、無駄なプライドが最も育ちやすい時期。

プライドが高い原因のほとんどは、幼児期の経験が元になっていると言っても過言ではありません。

 

・子どもが駄々をこねたときに、親が根負けして「わかったわかった。買ってあげる」と許してしまうと、子どもは「しつこくワガママを言えば願いが叶う」と勘違いします

・「お兄ちゃんなんだから弟に貸してあげなさい」と親が言えば、弟は「自分は特別扱いしてもらえるんだ」と勘違いします

・「お手伝いはいいからお勉強しなさい」と親が言えば、子どもは「成績さえ良ければ特別扱いしてもらえる」と勘違いします

・子供がケガをして帰ってきたときに、モンスターペアレントのごとく幼稚園に怒鳴り込むと、子どもは「自分は特別な人間なんだ」と勘違いします

モンスターペアレント

そのような経験を何度も経て、「自分は特別」という幻想的な高いプライドを持ってしまうのです。

 

また、気の強い子どもは、弱い子をイジメたり自分に従わせたりすることで、プライドが高くなっていきます。

もちろん、そんなことが社会で通用するはずがないのに、大人になってもその優越感が忘れられず傲慢な態度をとってしまうのです。

 

その他にも、会社の御曹司・老舗の後継ぎ・芸能界の子役・有名人の子など、そもそも特別な環境で育った子どもは、プライドが高くなる危険性が非常に高くなります。

周りの大人からチヤホヤされて「特別扱いされるのが普通」と勘違いしてしまうからです。

歌舞伎界や老舗の商店で、子どもに厳しくしつけをするのは、その勘違いを防ぐためなのかもしれません。

 

親にとって、幼児期のしつけはとても難しいものです。

甘やかし過ぎてはいけないし、甘やかさないのもいけない。

子どもの心に負担がかからない程度に「良いものはいい、悪いものは悪い」と上手にしつけていくことが必要なのかもしれません。

 

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小中学生の時期

 

小中学生の時期にプライドが高くなる原因は、ほとんどが友達との関係です。

 

・ガキ大将でいつも他の子を引き連れている

・腕力が強くて、周りの子がビビっている

・容姿が良くて、異性からチヤホヤされている

・不良で、後輩をコキ使っている

威張る不良

このような特別な経験を経て、徐々にプライドが高くなってしまうのです。

 

しかし、俺様的なワガママが通用するのは、”学校”という小集団の中でのみ。

社会という大きな世界に出たときに「あれ?勝手が違う」ということになります。

それで、あの頃の栄光を取り戻そうと、自慢話をしたり、威張ったり、意地を張ったりしてしまうのです。

 

また、勉強やスポーツの成績が格段に良くて”特別扱い”された経験も、プライドが高くなる原因になります。

 

ぼくが子どもの頃の話ですが、スキーで全国大会に出場している友達がいました。

その子は、学校で何をしてもおとがめ無し。

暴力事件を起こしても、学校側は大ごとにならないよう見事に隠ぺいしていました。

周りがそんなんだから、彼はやりたい放題。

だんだん”無駄なプライドのかたまり”みたいになってしまい、友達も徐々に離れていきました。

 

いずれにしても、”普通の人以上の特別扱い”がプライドが高くなる原因になるのは間違いありません。

 

 

誰でも”プライドの高い人”になる可能性はある

 

ここまで、プライドの高くなる原因を他人事のようにお伝えしてきましたが、実は人間なら誰でも”プライドの高い人”になる危険性を持っています。

 

ちょっと想像してみてください。

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このとき、昔の自分に戻れるでしょうか?

自慢話もしないで謙虚に生きられるでしょうか?

牛丼屋のアルバイトで「はい!はい!」と素直に働けるでしょうか?

 

難しいですよね。

 

ちょっと極端な例えでしたが、無駄なプライドが高くなるとは、そういう事。

”普通の人以上の特別扱い”を受ければ、誰だってプライドが高くなってしまうのです。

 

もしも自分が権力を手にしたり優位な立場に立ったとしても、おごることなく謙虚な気持ちで生きていきたいものですね。

 

☆☆☆

以上、プライドが高い人の原因と心理でした。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)

 

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