✎心理カウンセラー・ラッキー
少し叱られただけでも、ふてくされてしまう若者が多い昨今…
部下の才能を伸ばすのなら、叱るよりも褒めるほうが断然効果的です。
今回は、部下を育てるほめ言葉を8つご紹介させていただきます。
部下を頭に浮かべ、シミュレーションしながら読んでいただくと、すぐに覚えられると思いますよ。
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新人や新しい仕事をまかせた部下を「指導するとき」に使いたいほめ言葉。
誰だって、慣れない仕事はうまくできないし、不安がつきまとうもの。
そんなときに、「筋がいいじゃないか!」「君、センスあるね!」などと上司から褒められれば、みるみる自信が湧いてくるものです。
部下は、「もしかしたら、自分に向いてるかもしれない!」と思い、熱心に取り組んでくれることでしょう。
そして、部下が上手くできた暁には、「飲みこみが早いな!」と褒めてあげると更に効果的です。
新人が、先輩のように仕事をこなせないのは当然のこと。
そこで仕事ぶりをけなしてしまっては、ますますやる気を失ってしまいます。
そんなときは、「若いのに偉いじゃないか!僕が新人のころは、君みたいにできなかったよ」と自分が新人だったころと比較してあげれば、部下は安心できるし、やる気も湧いてきます。
部下が上達してきたときに使うほめ言葉。
「最近、板についてきたねぇ」と褒めることで、部下は自信を持てるし、任された役割をまっとうしようと懸命になる。
部下が、提案や企画などを出してきたときに使えるほめ言葉。
「君、いいところに気がついたね!」と着眼点を褒めれば、部下は自信を持ち、いろいろなアイディアを提案するようになる。
また、「相談しやすい上司」という印象を与えることもできます。
入社して間もないころは、誰もが張り切っています。
しかし、仕事に慣れてくると、つい手抜きをしてしまうのが人情です。
そんなときに「喝」を入れるほめ言葉がこれ。
「こんなんじゃダメだよ!」と頭から否定してしまうと、部下はやる気を失ってしまうし、ヘタをすると恨みをかってしまいます。
部下にダメ出しをするときは、まず「おしい!」と言ってから、ダメなポイントを指摘しましょう。
「あ~、おしいなぁ!ここの所をもう少し工夫してくれるかな」
「おしい!」という言葉には、「90点ぐらい」という印象があり、一種のほめ言葉になります。
ダメ出しの「枕ことば」に最適なひと言です。
「叱ったあと」や「注意したあと」に、フォローとして使うほめ言葉。
勢いで部下を怒鳴ってしまったとしても、「君には期待してるよ」と付け加えるだけで、すべてが「愛のムチ」に変わります。
「ダメダメ、こんなんじゃ使えないよ」と否定してしまうと、部下は「自分は仕事のできないやつだ」と思い込み、落ち込んでしまいます。
「君らしくていいよ。ただ…」と言えば、部下の個性を評価しながら、ダメ出しすることができます。
【出典】
部下を育てたいのなら、まずは部下の「やる気を引き出す」ことが肝心。
部下のやる気を引き出すコツは、「まだ、できていないこと」を褒めることです。
・センスがないと思っても、「センスあるね」と褒める
・期待していなくても、「期待してるよ」と褒める
このように「まだ、できていないこと」を褒めると、部下は「えっ!そういう風に見てくれていたんだ」となり、やる気が湧いてきます。
これを「部下に対するお世辞」と言ってしまえばそれまでですが、人の上に立つのなら、身に付けておくべき大切なテクニック。
今回ご紹介しました「8つのほめ言葉」と合わせて、ぜひ覚えておいていただきたいことです。
以上、「部下を育てるほめ言葉8つ」でした。
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部下に嫌われる上司の言葉◇言ってはならない7つの禁句
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
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