✎心理カウンセラー・ラッキー
営業やセールスで…
そんな「実用的な心理テクニック」をまとめてみました。
使えそうなものを探して、ぜひ実践してみてくださいね!
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1.ピクチャートーク
ピクチャートークとは、お客様に「幸福な未来」をありありとイメージさせる会話法。
テレビ通販でよく見かける、あれです↓
例
「このカメラなら、お子様の運動会もこんなにバッチリ撮れるんです!」
「このシステムキッチンなら、料理するのも楽しくなるはず!」
「30日後の明るい将来像」を語るのがコツ。
お客様が求めているものは、「商品の機能」よりも「変化への期待」です。
2.コントラスト効果
うなぎ屋で、うな重「並」「上」の2種類だけなら、多くのお客さんが「並」を注文します。
ところが…
という価格設定にすれば、「上」が一番よく売れます。
これが、コントラスト効果。
飾りで「最上級」を付け加えるだけで、客単価が上がるのです。
お客様は、「そこそこの商品」を欲しがっているのですね。
3.両面提示の法則
・メリットだけを提示するのが、「片面提示」。
・メリットとデメリットの両方を提示するのが、「両面提示」。
両面提示のほうが、信ぴょう性がグンと上がります。
メリットばかり並べ立てると、お客様は「ホントか?」と懐疑心を抱きますからね。
ちなみに、メリットとデメリットの理想的な比率は、「4:1」程度。「○○○×○」です↓
例
「最新型のこちらは、省エネ・クリーン・耐久性も抜群!他者と比べると少々お高いですが、人気№1ですよ!」
4.フレーミング効果
数字の表現方法を変えるだけで、説得度が大きく変わります。
例
ビタミンC 1g配合
↓↓↓
ビタミンC 1000㎎配合
年間5000円
↓↓↓
1日約14円
「メリットとなる数字」を工夫して、お得感がアップしましょう。
5.マジックナンバー8
「398円」「9800円」など、
「端数が8」という価格には、企業努力が感じられます。
6.メリットは数値化する
「省エネタイプです」と紹介しても、お客様の購買意欲は高まりません。
メリットを数値化することで、説得力がグンと上がります。
例
「1日約30円の節約になります。年間で10,000円以上です!」
「電気代は、1日たったの1.2円!」
7.リストテクニック
「お客がいないラーメン屋」より、「行列ができるラーメン屋」のほうが安心できますよね。
「みんなと同じ」だと、人は安心します。
相手を説得するときは、「多くの人に選ばれている」ことを強調するのが効果的です。
例
「こちらの商品が売れ筋です」
「そういうお客さん、結構多いんですよ」
「先ほどのお客さんも、こちらの商品をご購入されました」
8.スティンザー効果
スティンザー効果とは…
『正面の人には、NO!と言いやすい』というもの。
なので、お客さんと「対面」で座るのは、できれば避けたほうがいい。
理想的な座り位置は、上のイラストのように「直角」です。
また、「お客様の右側」から話しかけたほうが、相手は安心します。
9.ランチョン・テクニック
人は、「食事中は、批判や反論をしづらい」ということが分かっています。
なので、商談など「ここぞ」というときには、相手に食べ物をすすめるか、飲食店に誘うのがベスト。
政治家が料亭を使うのも、そのためです。
10.メガネで印象を変える
営業マンや商人は、その「人柄」がとても大切。
お客様がどこで人柄を判断するかというと、まずは「見た目」です。
そこでオススメなのが、眼鏡を使い分けること。
・四角いメガネは、知的な印象
・丸いメガネは、親しみやすい印象
・黒いメガネは、マジメな印象
メガネ屋さんで、いろいろ試してみると良いかもしれませんね。
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11.イーブン・ア・ペニー・テクニック
「1分だけ、お時間をいただけますでしょうか?」
「アンケートに3分だけ、ご協力願えませんでしょうか?」
とりあえず話を聞いてもらうことを目的に、「極端にハードルを下げる」ことをイーブン・ア・ペニー・テクニックといいます。
飛び込み営業などでよく使われる心理テクニックです。
12.アンチクライマックス法
結論を、会話の最後にもってくるのがクライマックス法。
反対に、結論を最初にもってくるのが、アンチクライマックス法です。
電話営業の場合はとくに「アンチクライマックス法」が有効。
結論が見えない話は、お客様がイライラしてしまいますからね。
13.カタログより実物
資料やカタログよりも、実際に「実物に触れる」ことで、お客様の購買意欲は急上昇します。
「1週間お試し」「展示販売」「試乗会」など。
14.誤前提暗示
人は、「選択肢」を提案されると、それ以外の選択肢を忘れがち。
「この3種類ありますが、いかがいたしますか?」
そう提示された時点で、お客様は「断る」という選択肢を忘れてしまうのです。
15.共通点を見つける
営業マンに一番必要なことは、お客様に「親しみ」を感じてもらうこと。
その足掛かりになるのが、「共通点探し」です。
世間話やプライベートの話から、お互いの共通点を探していきましょう。
例
「うちも男の子が2人いましてね…」
「うちの母も伊豆出身で、子どもの頃はよく遊びにいきましたよ」
16.単純接触効果
単純に「会う回数」が多いほど親密度が深まる、というのが単純接触効果。
「同じ学校の生徒」と「他校の生徒」では、親密度がまったく違いますよね。
つまり、お客様との親密度を深めたかったら「会う回数」を増やせばいいわけです。
など、一度つかんだお客様を逃がさない工夫が大切です。
17.ミラーリング効果
人は、「自分に似た人に好意を持つ」というのがミラーリング効果。
相手の「身振り」「口調」「テンション」などを、鏡のように真似ることで、好感を持ってもらいやすくなります。
例
・相手がゆっくり話す人なら、こちらもゆっくり話す
・相手が飲み物を飲んだら、自分も飲む
逆に、テンションが合わない人は、嫌われる傾向があります。
18.ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック
最初にわざと「過大な提案」をして断られた後に、「本当の提案」を切り出すと承諾されやすい、というのがドア・イン・ザ・フェイス・テクニック。
例
客「もっと安くならないの?」
自分「実は、値引きできないんですよ…」
客「じゃあ、いらないよ」
自分「ちょっと上司に電話してみます」
自分「決算期なので3万円引きでOKだそうです!」
客「よし決めた!」
19.希少性の法則
「限定100個」「本日限り」というように、人は決断を迫られると、心を大きく揺さぶられます。
20.ザッツ・ノット・オール・テクニック
ザッツ・ノット・オール・テクニックは、「おまけ商法」とも呼ばれています。
「特典」を付けて割安感を強調するものですが、その効果は絶大!
例
「こちらもお付けしてお値段すえ置き!さらに不要になった掃除機は2万円で下取りします!もちろん送料無料!3年間の保証付き!」
最後に…
営業やセールスで、テクニック以上に大切なものは「売る人の人間性」。
その人から、にじみ出てくる「誠実なオーラ」がお客様の心をつかむのです。
そのためには、仕事中だけでなく、普段から「正直」「誠実」に生活することがとても大切!
トップセールスマンへの一番の近道は、「普段から誠実に生きること」なのかもしれません。
以上、『営業で使える心理テクニックまとめ・20こ』でした。
まずは、1つだけもいいので、ぜひ実践してみてくださいね。
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最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
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