✎心理カウンセラー・ラッキー
「はやく宿題やりなさい!」「もっと勉強しなさい!」は逆効果。
親がいくら「勉強しろ!」と言ったところで、子どもの反発を招くだけです。
子どものやる気を出させるには、『命令』よりも『暗示』が大切!
今回は、「勉強しない子供にやる気を出させる方法」をご紹介させていただきます。
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大人のやる気を引き出す場合には、「ネガティブな暗示」が効果的。
「毎日歩かないと、寿命が縮まりますよ」
「カルシウムが少ないと、骨が折れやすくなりますよ」
このように、「恐怖心」を刺激することで、大人はやる気が出てきます。
しかし、子どもの場合はその逆で、「ポジティブな暗示」の方が効果的です。
「毎日走ると、足が速くなるよ」
「カルシウムを摂ると、背が伸びるよ」
このように、子どもにやる気を出させるためには、「ワクワクするような未来を想像させる」ことが肝心。
これが、この記事の目標でもあります。
子どもに未来を想像させて、やる気を引き出す効果的な「4つのツボ」があります。
それは…
①魅力
頑張る姿はカッコイイ、モテる
②望ましさ
頑張れば給料が上がる、豊かになる
③満足感
頑張るのは気持ちいい、楽しい
④重要性
頑張れば社会に貢献できる
(※具体的な話し方については後ほど)
これら4つのポイントをアピールすることで、子どもは自主的に「頑張ろう!」という気持ちになる。
「はやく勉強しなさい!」と叱って動かすよりも根気が必要ですが、このような話を日々聞かせていくほうが、はるかに効果的なのです。
ただ、子どもは1人1人違います。
この「4つのツボすべて」が効く子供もいれば、①や②しか効かない子供もいます。
子どもの反応を見ながら、「その子に合った、やる気の引き出し方」を見つけていくことも肝心です。
やる気を刺激する4つのツボをご紹介しましたが、これらを直接話しても、受け入れてくれない子供も多いものです。
たとえば、「今頑張って勉強しておけば、大人になったら豊かに暮らしていけるし、きっと凄くモテると思うよ」と話したとしても…
「わかったよ!もうお説教はいいよ」などと、反発が返ってきてしまう。
このような反発を招かない、上手な話し方があります。
それが、『間接暗示話法』。
やり方はとても簡単。『感動した話』を聞かせるだけです。
「2丁目のタケシ君、早稲田に入学したんだって!弁護士を目指してるらしいよ。カッコイイね!」(魅力)
「山田さんちの息子さん、海上保安学校に入学したんだって!将来は海上保安官になるんだって。凄いよね!」(重要性)
また、子どもに聞こえるように『独り言』を言うだけでも効果があります。
たとえば、テレビを見ながら…
「イチローの成功の秘訣は朝のカレーライスだって!知能指数が7も上がるらしいよ」(満足感)
「乙武君はすごいなぁ!誰でも努力をすれば一流になれるんだね」(望ましさ)
このように感動したことを話して聞かせることで、
「頑張るって、カッコイイんだ」
「努力すれば、夢は叶うんだ」
「今頑張れば、素敵な人生が待っているんだ」
と『暗示』を与えることができる。
つまり、子どもの『価値観』や『美的感覚』が変わり、やる気を引き出せるのです。
子どもに話をするにも「タイミング」が大切です。
タイミングを見計らって話をすれば、子どもはあなたの話を受け入れやすくなります。
子どもが、話を受け入れにくいタイミングは…
このようなときに、将来の話をしても、まず受け入れてもらえません。
心の状態が、とても大切なのです。
話を受け入れやすいタイミングは、「ウキウキ」しているときです。
テストでいい点数を取ったときや、運動会で1等賞だったとき、彼女ができたとき等々。
それから「褒められたとき」も、心がウキウキして話を受け入れやすくなります。
なので、普段から積極的に子どもを褒めていれば、常に「親の意見を受け入れやすい状態」を作ることができます。
子供にやる気を出させるには、『輝かしい将来像』を思い描かせることが肝心です。
しかし、親が会社から帰って「ため息」をついたり、家事をしながら「愚痴」を言ったりしてると…
子どもは「大人って大変なんだなぁ」「つまんないんだなぁ」と思ってしまう。
子どもは、親を透して「社会」を見ています。
なので、「大人って楽しいよ」「仕事も楽しいよ」という姿を子どもに見せることが肝心。
そのためにも、子どもの前でため息をつくことは控えましょう。
テレビを見ながら「勉強しなさい!」と言ってみたり、自分は読書が苦手なのに「本を読みなさい」と子どもに強要したり。
「自分の行い」以上のことを命令すると、子どもは「親への不信感」を持つようになる。
つまり、「口ばっかりの親」になってしまい、「親への信頼感」がなくなってしまうのです。
親への信頼感をなくすと、子どもは親の話に耳を傾けなくなる。
すると、これまでお話した「子供にやる気を出させる方法」も、通用しなくなってしまいます。
最後に、「子供にやる気を出させる方法」をまとめておきます。
ぜひ活用してみてくださいね。
①子どもに、「ワクワクするような未来を想像させる」のがコツ
②そのためには、以下の4つのツボを刺激する
③間接暗示話法で伝える(感動した話を聞かせる)
④子どもが「ウキウキ」しているときが、話をする絶好のチャンス
⑤子どものやる気をくじく行為
以上、「【子供が勉強しない…】子供にやる気を出させる方法」でした。
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最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
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