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子供が勉強しない…◇子供にやる気を出させる方法


心理カウンセラー・ラッキー

 

「はやく宿題やりなさい!」「もっと勉強しなさい!」は逆効果。

親がいくら「勉強しろ!」と言ったところで、子どもの反発を招くだけです。

子どものやる気を出させるには、『命令』よりも『暗示』が大切!

今回は、「勉強しない子供にやる気を出させる方法」をご紹介させていただきます。

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子どもには「ポジティブな暗示」が効果的!

大人のやる気を引き出す場合には、「ネガティブな暗示」が効果的。

「毎日歩かないと、寿命が縮まりますよ」

「カルシウムが少ないと、骨が折れやすくなりますよ」

このように、「恐怖心」を刺激することで、大人はやる気が出てきます。

しかし、子どもの場合はその逆で、「ポジティブな暗示」の方が効果的です。

「毎日走ると、足が速くなるよ」

「カルシウムを摂ると、背が伸びるよ」

このように、子どもにやる気を出させるためには、「ワクワクするような未来を想像させる」ことが肝心

これが、この記事の目標でもあります。

 

 

子どもの「やる気」を刺激する4つのツボ

子どもに未来を想像させて、やる気を引き出す効果的な「4つのツボ」があります。

それは…

魅力

頑張る姿はカッコイイ、モテる

望ましさ

頑張れば給料が上がる、豊かになる

満足感

頑張るのは気持ちいい、楽しい

重要性

頑張れば社会に貢献できる

(※具体的な話し方については後ほど)

これら4つのポイントをアピールすることで、子どもは自主的に「頑張ろう!」という気持ちになる。

「はやく勉強しなさい!」と叱って動かすよりも根気が必要ですが、このような話を日々聞かせていくほうが、はるかに効果的なのです。

ただ、子どもは1人1人違います。

この「4つのツボすべて」が効く子供もいれば、①や②しか効かない子供もいます。

子どもの反応を見ながら、「その子に合った、やる気の引き出し方」を見つけていくことも肝心です。

 

 

子どもが受け入れやすい「間接暗示」

やる気を刺激する4つのツボをご紹介しましたが、これらを直接話しても、受け入れてくれない子供も多いものです。

たとえば、「今頑張って勉強しておけば、大人になったら豊かに暮らしていけるし、きっと凄くモテると思うよ」と話したとしても…

「わかったよ!もうお説教はいいよ」などと、反発が返ってきてしまう。

このような反発を招かない、上手な話し方があります。

それが、『間接暗示話法』

やり方はとても簡単。『感動した話』を聞かせるだけです。

「2丁目のタケシ君、早稲田に入学したんだって!弁護士を目指してるらしいよ。カッコイイね!」(魅力)

「山田さんちの息子さん、海上保安学校に入学したんだって!将来は海上保安官になるんだって。凄いよね!」(重要性)

また、子どもに聞こえるように『独り言』を言うだけでも効果があります。

たとえば、テレビを見ながら…

「イチローの成功の秘訣は朝のカレーライスだって!知能指数が7も上がるらしいよ」(満足感)

「乙武君はすごいなぁ!誰でも努力をすれば一流になれるんだね」(望ましさ)

このように感動したことを話して聞かせることで、

「頑張るって、カッコイイんだ」

「努力すれば、夢は叶うんだ」

「今頑張れば、素敵な人生が待っているんだ」

と『暗示』を与えることができる。

つまり、子どもの『価値観』や『美的感覚』が変わり、やる気を引き出せるのです。

 

 

やる気のツボを刺激する「絶好のタイミング」とは

子どもに話をするにも「タイミング」が大切です。

タイミングを見計らって話をすれば、子どもはあなたの話を受け入れやすくなります。

 

話を受け入れない3つのバッドタイミング

 

子どもが、話を受け入れにくいタイミングは…

  • 空腹時
  • 疲れているとき
  • 機嫌が悪いとき

このようなときに、将来の話をしても、まず受け入れてもらえません。

心の状態が、とても大切なのです。

 

 

話を受け入れやすい絶好のタイミング

 

話を受け入れやすいタイミングは、「ウキウキ」しているときです。

テストでいい点数を取ったときや、運動会で1等賞だったとき、彼女ができたとき等々。

それから「褒められたとき」も、心がウキウキして話を受け入れやすくなります。

なので、普段から積極的に子どもを褒めていれば、常に「親の意見を受け入れやすい状態」を作ることができます

 

 

子どもの「やる気」をくじく、親の行動2つ

 

ため息

 

子供にやる気を出させるには、『輝かしい将来像』を思い描かせることが肝心です。

しかし、親が会社から帰って「ため息」をついたり、家事をしながら「愚痴」を言ったりしてると…

子どもは「大人って大変なんだなぁ」「つまんないんだなぁ」と思ってしまう。

子どもは、親を透して「社会」を見ています。

なので、「大人って楽しいよ」「仕事も楽しいよ」という姿を子どもに見せることが肝心。

そのためにも、子どもの前でため息をつくことは控えましょう。

 

 

「自分の行い」以上のことを命令する

 

テレビを見ながら「勉強しなさい!」と言ってみたり、自分は読書が苦手なのに「本を読みなさい」と子どもに強要したり。

「自分の行い」以上のことを命令すると、子どもは「親への不信感」を持つようになる。

つまり、「口ばっかりの親」になってしまい、「親への信頼感」がなくなってしまうのです。

親への信頼感をなくすと、子どもは親の話に耳を傾けなくなる。

すると、これまでお話した「子供にやる気を出させる方法」も、通用しなくなってしまいます。

 

 

「子供に勉強のやる気を出させる方法」まとめ

最後に、「子供にやる気を出させる方法」をまとめておきます。

ぜひ活用してみてくださいね。

 

①子どもに、「ワクワクするような未来を想像させる」のがコツ

②そのためには、以下の4つのツボを刺激する

  • 魅力……頑張る姿はカッコイイ、モテる
  • 望ましさ……頑張れば給料が上がる、豊かになる
  • 満足感……頑張るのは気持ちいい、楽しい
  • 重要性……頑張れば社会に貢献できる

③間接暗示話法で伝える(感動した話を聞かせる)

④子どもが「ウキウキ」しているときが、話をする絶好のチャンス

⑤子どものやる気をくじく行為

  • 子どもの前で、ため息をつく
  • 自分の行い以上のことを命令する

 

以上、「【子供が勉強しない…】子供にやる気を出させる方法」でした。

 

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)

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