✎心理カウンセラー・ラッキー
●モジモジしていて、友達の輪にうまく溶けこめない
●おとなしすぎて、自分の意見を言えない
そんな引っ込み思案な子に、頭を抱えているママも少なくありません。
子どもの会話力を伸ばすカギは、「家庭」にあります。
たくさんの会話を通じて、コミュニケーションの楽しさ・面白さを伝えていくことが大事。
そこで今回は、子どもの会話力をつける7つのコツをご紹介させていただきます。
会話力は、一生の宝物。
学力が抜群でも、会話力がなければ、仕事も恋愛も人間関係もうまくいきません。
反対に、会話力さえあれば、学力がなくても、一発逆転できるチャンスがいくらでもやって来ます。
・誰とでも気さくに話せる、明るい子
・はっきりと意見を言える、しっかりした子
そんな子に育てば、ママの悩みがなくなるだけでなく、子ども自身のストレスもグッと減らせるはずです。
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子どもの会話力のカギは、親が握っています。
なぜなら、親の会話を、子どもは見事に真似るからです。
●あいさつしない親に育てられれば、子どもだってあいさつできません
●「ごめんね」と言えない親に育てられれば、子どもだって「ごめんね」とは言えません
子どもは、親を見事に真似る。
それを踏まえて、「子どもの会話力をつける7つのコツ」を見ていきましょう。
ここ重要です
笑顔は、本当に大事!
なぜなら、笑顔だと、人から話しかけられやすいからです。
街なかで道を尋ねるときでも…
ムスッとした表情の人には、話しかけづらいですよね。
無意識のうちに、笑顔の人に尋ねているはずです。
子どもたちだって、同じ。
笑顔で会話をする子は、みんなから話しかけられる。
だから、どんどん会話が上達していきます。
一方、ムスッとした表情の子は、みんなから話しかけてもらえない。
すると、徐々にコミュニケーションが苦手になってしまうのです。
では、”笑顔で会話のできる子”に育てるには、どうしたら良いのでしょうか?
それは…
親が笑顔で会話をすること。
親が笑顔で話をすれば、子どもも自然と笑顔で話をします。
これは、脳のミラーニューロンという働き。
それを毎日続けていれば、子どもは笑顔で話をするクセがつく。
そうなれば、友達から話しかけられる量も増え、自然とコミュニケーションが上手くなっていくことでしょう。
POINTお母さんが笑顔を絶やさなければ、子どもの会話力が上がる
「こんなんじゃダメ。こうしなさい」
「なにやってるの!だから言ったじゃない」
親が一方的に話すと、子どもは委縮します。
ますます会話が苦手になることでしょう。
会話の楽しさを教えるには…
”言葉のキャッチボール”が大事。
「to」ではなく「with」です。
ママ「ちょうちょ結びは、できる?」
子供「ぼく、全然わからない」
ママ「よく見ててね。ほらっ」
子供「わー!ママすごーい」
ママ「ありがとう!」
言葉のキャッチボールで、互いの心を通わせる。
その喜びを覚えれば、間違いなく会話が好きになります。
とは言っても…
カッとなったときは、ついつい一方的に叱ってしまいますよね。
「ああしなさい、こうしなさい」って。
それをやめる、ちょっとしたコツがあります。
それは…
子どもを「大切な親友」と思うこと。
大切な親友に対して、「ああしなさい、こうしなさい」と一方的に言えませんよね。
「こうしてみたら、どうかな?」と、言い方を工夫するはずです。
また、大切な親友と思うことで、笑顔を絶やさず会話をすすめることもできるでしょう。
POINT大切な親友と話すように、明るく楽しく会話する
ちょっと想像してみてください。
●「山田さん、おはよー!」と笑顔であいさつしてくれる同僚のAさん
●あいさつを交わさない同僚のBさん
Bさんとは、たぶん必要なこと以外、話をしないですよね。
でも、Aさんとは、毎日会話を交わすことでしょう。
会話力の基本は、あいさつ。
むしろ、あいさつさえちゃんと出来ていれば、自然と会話は弾むものです。
子どもたちだって、同じ。
「太郎君おはよー!花子ちゃんおはよー!」とあいさつのできる子は、自然と友達の輪に入っていけます。
あいさつは、コミュニケーションのルールではなく、ツール。
活用しなければ、自分が損するのです。
では、”元気なあいさつのできる子”に育てるには、どうしたら良いのでしょうか?
それは…
親が笑顔であいさつすること。
・朝起きたら、笑顔で「太郎ちゃん、おはよー!」
・子どもが出掛けるときは、手を振って「いってらっしゃい」
・子どもが帰ってきたら、満面の笑みで「おかえりー!」
・眠るときは、「おやすみ。また明日ね♪」
親が明るく挨拶をすれば、やがて子どもも挨拶できるようになるでしょう。
子どもが挨拶できるようになるまで、根気よくつづけることが大切です。
POINT親が明るくあいさつして、”元気なあいさつのできる子”に育てよう
●「今忙しいから、後にして」と親に言われた子は、人に話しかけるのが怖くなる
●「こんな事もわからないの!」と親に言われた子は、人に質問するのが怖くなる
●「自分でやりなさい!」と親に言われた子は、人にお願いするのが怖くなる
親のちょっとした一言が、子どもの心に傷を残します。
心が委縮して、コミュニケーションが苦痛になってしまうのです。
先にもお話しましたが…
「大切な親友」と思って、子どもと接する。
これさえ出来ていれば、子どもを傷つける言葉は、自然と出てこなくなるものです。
POINT子どもの心を傷つける3つの言葉は、絶対に言わない!
会話力のない子は、相談するのが苦手。
悩みがあっても、愚痴を言いたくても、グッと飲み込んで我慢してしまいます。
最悪の場合、「イジメられているのに、親にも先生にも相談できない」なんてことも起こります。
では、”気軽に相談できる子”に育てるには、どうしたら良いのでしょうか?
もう、おわかりですね!
それは…
親が子どもに相談すること。
「パパの誕生日プレゼントは何がいいと思う?」
「今日の晩ごはんは、何がいいかな?」
「パートで働こうと思ってるんだけど、花子はどう思う?」
親が気軽に相談すれば、子どもも気軽に相談できるようになる。
それだけではなく、はっきりと意見を言える子に育ちます。
また、助け合いの気持ちも芽生え…
友達との団結力が上がったり、リーダーシップを発揮することもできるでしょう。
POINT気軽な気持ちで、親が子どもに相談しよう
引っ込み思案になる一番の原因は、「親の評価」。
「いい子ね」「ダメじゃない」と評価されることによって、他人の評価を気にするようになるのです。
「こんなことを言ったら、どう思われるだろう?」と。
その結果…
モジモジしたり、言いたいことが言えなくなって、会話力が落ちてしまいます。
そうならないためには、「何でも言える家庭」をつくることが大事。
では、”何でも言える家庭”にするには、どうしたら良いのでしょうか?
それは…
親が失敗談を明るく話すこと。
「今日仕事でミスして、部長に怒鳴られちゃった。アハッ」
「会社のスリッパをはいて帰ってきちゃった。テヘッ」
「こんなお母さんだって、ちゃんと生きていけるんだから」という所を、子どもに見せるのです。
すると、子どもの肩の荷がおりて、何でも言いやすくなる。
もしも、子どもが失敗談を話してくれたら、笑って聞いてあげることが大切です。
POINT失敗を笑ってあげられる環境をつくろう
同級生とは話ができても、先生とは話ができない。
そんな子も、とても多い。
子どもの頃は、それで問題ないかもしれません。
ところが、社会に出れば、ほとんどが年上の人。
「年上と気軽に話ができない」では、困ってしまいます。
そこで、おすすめなのが…
親の友達を家に呼ぶこと。
一緒に鍋を食べたり、トランプをしたり。
年上とのコミュニケーションを増やせば、徐々に慣れてくるものです。
年上とも話ができるようになれば、コミュニケーションの幅がグンと広がります。
大人が考えていることも理解できるようになり、一気に自信が高まるでしょう。
POINT自分の友達と遊ばせよう
☆☆☆
子どもは、親の鏡。
健やかで明るい子に育てるには、親が健やかで明るく生きることが大事。
ため息をつかず、笑顔の絶えない環境をつくって、子どもを伸び伸び育ててあげてくださいね。
☆☆☆
以上、引っ込み思案な子◇子どもの会話力をつける7つのコツでした。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
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