✎心理カウンセラー・ラッキー
「はやく宿題しなさい!」
「さっさとお風呂に入りなさい!」
毎日、子どもを叱ってばかり。
「褒めて育てることが大切」だとは分かっているけど…
●褒めるところが見つからない
●どう褒めていいのか分からない
そんなお母さんも少なくないと思います。
そこで今回は、「子どもを上手に褒める3つの法則」をご紹介させていただきます。
ママが褒め上手になれば、子どもも生まれ変わります。
ママの「怒鳴り声」が、子どもの「笑い声」に変わり、笑顔の絶えない家庭になることでしょう。
スポンサーリンク
< 目次 >
ここ重要です
ちょっと想像してみてください。
食事のときに…
「もう少し薄味のほうがいいんじゃない?」と旦那さんが助言してきたら。
イヤですよね。
ガックリして、やる気を失います。
反対に…
「この麻婆豆腐、すげぇうまいよ!」と旦那さんが喜んでくれたら。
うれしいですよね。
「次はもっと美味しいものをつくるぞ!」と、やる気が湧いてくるはずです。
子どもだって、同じ。
「ああしなさい、こうしなさい」と言われれば、やる気を失います。
その結果、”叱らないと動かない子”に育ってしまうのです。
大切なのは、まず最初に”褒める”こと。
褒める
↓↓↓
子どもがやる気になる
↓↓↓
褒めたくなる子に育つ
ちょっと無理してでも、まず最初に褒めてあげて、子どものやる気を引き出すことが大事。
「出来たから褒める」のではなく、「褒めるから出来るようになる」のです。
叱れば、子どもはすぐに動くかもしれません。
しかし、叱れば叱るほど、「やる気のない子」に育ってしまうのです。
大切なのは、まず最初に褒めてあげること。
そして、もう一つ大切なこと。
それは、”褒め方”です。
褒め方には、2種類あります。
・良くない褒め方
・上手な褒め方
●良くない褒め方とは
「いい子ね」「できたね」「おりこうさん」など。
●上手な褒め方とは
「うれしい」「助かるわ」「感動したわ」など。
この2つ、一体どこが違うのでしょうか?
というわけで、ここから本題に入ります。
●良くない褒め方は、「いい子ね」「できたね」「おりこうさん」
●上手な褒め方は、「うれしい」「助かるわ」「感動したわ」
この2つの違いは、”主語”です。
・良くない褒め方は、主語が「You」
「(あなたは)おりこうさんね」
・上手な褒め方は、主語が「I」
「(ママは)うれしいわ」
日本語は主語かなくても通じるから、なかなか気づきませんが…
主語がYouだと、「あなたは○○ね」という”評価”になってしまいます。
そして、評価されて育った子は、他人の目を気にするようになる傾向があります。
「人から良く思われたい」「これをしたら、どう思われるだろう?」と。
他人の評価が気になって、失敗を恐れたり、自信を失ったりするのです。
それだけではありません。
「褒めてくれないのなら、やらない」と、自主性まで失う可能性も高まります。
主語が「You」で褒めていると、さまざまな副作用が出てきてしまうのです。
一方、「うれしい、助かるわ」と、主語が「I」で褒められた子は…
自信をもつようになります。
人に喜んでもらえることで…
「わたしはお役に立っている」
「ぼくは価値のある人間だ」
と思えるからです。
さらに、自信が育つと、やる気も湧いてきます。
大人だって、そうですよね。
「君のおかげだよ。本当に助かるよ」と社長から言われれば、俄然やる気が湧いてくるものです。
子どもの自信とやる気を育てる上手な褒め方は、主語が「I」。
「お母さん、うれしいわ」
「すごーい!感動したわ」
「ありがとう!」
「おかげで助かるわ」
これを、”アイメッセージ”と言います。
アイメッセージだと、些細なことでも褒められます。
「ぜんぶ食べてくれて、お母さんうれしいわ!」
「あなたが健康なだけで、ママは幸せなの!」
満面の笑みで「おかえりー!」と手を振るだけでも、アイメッセージの褒め言葉になります。
上手な褒め方は、主語が「I」。
「ママがどれほど嬉しいか」を子どもに伝えれば、それでOK。
やがて、子どもの自信が高まり、「褒めてあげたくなる子」に育っていくものです。
「褒めて育てなくちゃ」と思っていても、ついカッとなって、また怒鳴ってしまう。
そんなお母さんに、おすすめの方法があります。
それは…
子どもを「大切な親友」と思うこと。
大切な親友に対して…
「さっさとやりなさい!」
「なんで片付けないの!」
「どうして30点なのよ!」
そんなこと、言えませんよね。
もう少し言い方を工夫するはずです。
「すぐにやってくれると嬉しいな」
「ピカピカに片付けると気持ちいいわよ」
「大丈夫!次はきっといい点がとれるわよ」
「大切な親友」と思うと、叱ることがグッと減ります。
自然と”上手な言い回し”ができるようになるので、子どものやる気も高まります。
そして、子どもがちゃんと出来たら、アイメッセージで上手に褒めてあげる。
それが、子どもを健やかに育てるベストな方法だと思います。
意識しなくても、上手な褒め言葉が、どんどん口から出てくる。
そんな便利な方法があります。
それは…
当たり前に感謝すること。
「今日も健康でいてくれて、ありがたい」
「元気に学校から帰ってきてくれて、ありがたい」
「美味しそうにご飯を食べてくれて、ありがたい」
「一緒にお風呂に入れて、ありがたい」
子どもが、まだお腹にいるときに…
「五体満足なら、それだけでいい」
そう思いましたよね。
当たり前に感謝して、その気持ちを取り戻すのです。
「ありがたい、ありがたい」と感謝していると…
日常の当たり前の生活が、本当にありがたく思えてきます。
すると、ちょっとしたことでは腹が立たなくなる。
さらに、心からの褒め言葉が、勝手に出てくるようになるものです。
「おかえりー!元気に帰ってきてくれて嬉しいわ」
「ぜんぶ食べてくれてありがとう」
「お手伝いありがとう。大好き!」
そんな言葉が、口からではなく、心から出てきます。
お母さんの不満も減り、笑顔の絶えない家族になることでしょう。
当たり前への感謝は、子どもの寝顔を見ながらすると、さらに効果的。
自分の心境の変化に、きっと驚くことでしょう。
上手な褒め方を見てきましたが、いかがでしょうか。
たくさんのことをお伝えしましたので、最後にポイントをまとめておきます。
今すぐ出来そうなものから、ぜひ始めてみてくださいね。
●叱るとやる気を失う。褒めるからやる気になる。ちょっと無理してでも、まずは褒める
●上手な褒め方は、主語が「I」。「ママがどれほど嬉しいか」を子どもに伝えれば、それでOK
●子どもを「大切な親友」と思えば、叱ることが減り、上手な言い回しができる
●寝顔を見ながら、当たり前に感謝する
☆☆☆
以上、上手な褒め方◇子どもを上手に褒める3つの法則でした。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
スポンサーリンク