✎心理カウンセラー・ラッキー
人生を大きく左右するもの。
それは、決断力。
決断力がある人と、決断力がない人とでは、人生そのものが大きく違ってきます。
決断力のある人は、人生の分岐点でもズバッと決断し、後悔することなく選んだ道で全力を注ぎます。
仕事ぶりも速く、はっきりと自己主張できるので、会社では出世していくタイプです。
一方、決断力のない人は、大きなことでも些細なことでも、なかなか決められません。
後悔が多かったり、人の意見に左右されたりと、常に悩みがつきません。
決断力のない人は、慎重で、人との衝突が少ないという長所もあります。
それでも、やはりトータルすれば、決断力がある人のほうが断然有利でしょう。
そこで今回は、決断力がある人と決断力がない人の違いをわかりやすくご紹介していきます。
決断力がある人が、どのように考え、何を大切にしているのかが分かれば、決断力を上げることも容易になるはずです。
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決断力がない人は
失敗を恐れる
決断力がある人は
失敗から学ぶ
決断力のない人は、ミスをしないことに一生懸命で「ああでもない、こうでもない」と悩みます。
すると、ミスしたときに過剰に凹んでしまい、ますます失敗を恐れるようになります。
一方、決断力のある人は、「人は失敗から学ぶ」ということを知っています。
ミスをしない工夫よりも、ミスしたあとの改善に力を注ぐのです。
そのため、失敗を恐れることはありません。
むしろ、失敗は大歓迎です。
決断力のない人は、過去に大きな失敗経験があるというより、むしろ失敗経験が少ない人。
失敗を恐れず、どんどんチャンレンジすることで、「失敗は成功のもと」ということが身に染みてわかってくるものです。
POINT失敗を減らすよりも、失敗から学ぶことが大事
決断力がない人は
「なんでこうなった?」と過去を振り返る
決断力がある人は
「どうしたらうまくいく?」と未来を考える
ミスをしたときに、決断力のない人は「なんで、こうなっちゃたの?」と原因を考えます。
そして「あのとき、こうすればよかった」と後悔します。
後悔が多ければ多いほど、人は優柔不断になっていきます。
一方、決断力のある人は、ミスをしたときに「どうしたらうまくいくかな?」と対策を考えます。
”失敗⇒対策⇒改善⇒失敗⇒対策⇒改善”と繰り返して、ワンランク上の方法を見つけていきます。
決断力のある人は、”失敗しない”ことよりも、”成長する”ことに重点を置いているのです。
POINT失敗したときは、後悔ではなく改善をする
決断力がない人は
嫌われることを恐れる
決断力がある人は
嫌われることで、合わない人を遠ざける
決断力のない人は「こんなことを言ったら、嫌われちゃうかな?」と、人から嫌われることを強く恐れます。
そのため、ズバッと意見を述べることができず、ウジウジしているように見えてしまいます。
一方、決断力のある人は、自分が思っていることをズバッと言います。
人それぞれ、意見が違うことを前提にしているからです。
自分が正しいと思っていることを述べて、それを嫌う人は”ウマが合わない人”。
ウマが合わない人は、いっそのこと嫌われて、遠ざけてしまったほうが生きやすくなるのです。
POINT嫌われることで人間関係の断捨離ができる
決断力がない人は
褒められて喜び、けなされて凹む
決断力がある人は
褒められても冷静、けなされても冷静
決断力のない人は、”他人の評価”が行動基準。
褒められることは”正解”で、けなされることは”不正解”という基準です。
「人からどう思われるだろう?」と考えているかぎり、永久に結論は出せません。
なぜなら、人の価値観は十人十色だからです。
政治家をみればわかりますが、全員から高評価を受ける方法はこの世に存在しないのです。
一方、決断力のある人は、他人の評価よりも、自分の評価を大切にします。
だから迷わない。自分の納得できる生き方を貫けるのです。
イチローは、打ち損じたヒットでは喜びません。
逆に、狙い通りの打球なら、相手のファインプレーでアウトになっても大喜びです。
自分で自分を評価できる人は、他人の評価は二の次。
自分の生き方を貫けるので、迷うことがありません。
POINT他人の評価より、自分の評価を重要視する
決断力がない人は
人の意見を頼りにする
決断力がある人は
自分の直感を信じる
イチローは若い頃から、「バッティングフォームを変えろ」とコーチに言われても、決して変えませんでした。
自分の感覚を信じているからです。
一方、決断力のない人は、自分を信じることができません。
就職でも、親に「A社のほうがいい」と言われ、先生に「B社のほうがいい」と言われ、ますます迷宮に迷い込んでしまいます。
そして、迷って決めた会社で嫌なことがあると、「これは先生のせいだ」と先生の意見で決めたことを後悔するのです。
決断力のある人は、「自分がイキイキと働けそうな会社はB社だ!」と自分の直感を大切にします。
責任はすべて自分なので、たとえ嫌なことがあっても、自分の力で道を切り開いていくことができます。
POINT大切なことは自分で決断したほうがいい
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決断力がない人は
ダメな自分を責める
決断力がある人は
「俺はまだまだだ」と謙虚になる
優柔不断になる一番の原因は、”自分に自信がない”こと。
では、なぜ自信がなくなるかと言えば、”自分を責める癖”があるからです。
・部活動で友達だけがレギュラーになると、「やっぱ俺はダメだ」と自分を責めてしまう
・受験で第一希望の大学に落ちると、「やっぱ俺はダメだ」と自分を責めてしまう
・同期が先に出世すると、「やっぱ俺はダメだ」と自分を責めてしまう
自分を責めた回数に比例して、自信とやる気が失われ、ますます優柔不断になってしまうのです。
一方、決断力のある人は、ダメなときこそ”謙虚”になります。
「俺もまだまだだなぁ」と。
謙虚になることで「俺もいつか、やってやるぞ」とやる気が湧いてきます。
そのやる気が行動を生み、行動が結果を生み、結果が自信を生んでくれるのです。
POINTダメなときは、自分を責めるのではなく、「俺はまだまだだ」と謙虚になろう!
決断力がない人は
ブランドだと安心する
決断力がある人は
自分のフィーリングを大切にする
決断力のない人は、ブランドで安心します。
「服はデパートで買えば間違いない」といった具合です。
しかし、自分の基準がないので、服を一着買うのにも時間がかかります。
一方、決断力のある人は、自分の目で品定めします。
たとえ、商店街の小さなお店でも、気に入ったものが見つかれば3秒で決断します。
結婚相手選びでも、同じようなことが起こります。
決断力のある人は、自分のフィーリングを信じて相手を決めます。
決断力のない人は、「いい大学だから安心、一流会社だから安心」とブランドを重視します。
でも、いざ付き合うと「なんか違う」となってしまい、迷いつづけたあげく、婚期を逃してしまうのです。
POINT自分のフィーリングを大切にしよう!
決断力がない人は
損得を重視する
決断力がある人は
自分の生き方を貫く
決断力のない人は、上司や恋人に振り回されがち。
「忘年会を欠席したら、上司に嫌われるかな?」といった具合です。
「相手の期待を裏切ったら、自分が損する」と思っているかぎり、自分らしい生き方はできません。
一方、決断力のある人は、自分の中に基準を持っています。
「これぐらいは我慢するけど、これ以上は断る」という基準です。
だから、決断が早い。
ドイツ人は、「20時以降は家族との時間だから」と平気で残業を断るそうです。
日本ではそこまでできませんが、自分の中に”明確な判断基準”をもっていたほうが、清々しく生きられるものです。
POINT「これ以上は我慢しない」という基準をつくろう
決断力がない人は
偉い人の意見を重視する
決断力がある人は
自分で分析する
決断力のない人は、会社の先輩に「こうしなさい」と言われたら、その通りにやります。
ところが次に日に、部長から「ああしなさい」と言われたら、部長のやり方に切り替えます。
さらに、社長から「こうしなさい」と言われたら、社長のやり方に切り替えます。
自分の意見がないから、何が正しいのかわからないのです。
一方、決断力のある人は、自分で分析します。
「部長、いろいろ考えたのですが、この方法のほうが良いのではないでしょうか?」と。
あらゆる事を分析し、一番いい方法を自分で見つけていくのです。
決断力のない人は、「テレビで納豆が体にいいって言ってたから」という理由で納豆を大量に食べて、体を壊します。
決断力のある人は、自分の身体で試して、適量を見つけていくのです。
POINT自分の頭で考えて、自分の意見を持とう!
決断力がない人は
結果を重視する
決断力がある人は
プロセスを重視する
決断力がない人は、結果重視。
「少しの勉強で100点とれた」と大喜びします。
そのため、次の試験では「どこが出るかな?」と山を張ります。
「どうすれば楽をできるか?」と迷ってしまうのです。
一方、決断力がある人は、プロセス重視。
少しの勉強で100点とるより、必死にがんばって60点のほうが満足できるのです。
買い物でも同じことが起きます。
決断力のない人は、「もっと安い店はないかな?」とネットで何時間も探し続けます。
決断力のある人は、さっさと買い物し、余った時間で本を読み、仕事で稼ぐことを考えるのです。
POINT結果を重視すると、楽する方法を探して悩む
☆☆☆
以上、決断力がある人とない人の違い◇なぜあの人はブレないのか?でした。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
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