✎心理カウンセラー・ラッキー
イヤミを言ったり、暴言を吐いたり…
攻撃的で他人の痛みを想像できない人は、どこにでもいるものです。
そんな人とまともに付き合っていたら、こっちの身がもちません。
攻撃的な人とのベストな付き合い方は…
「付き合わない」こと。
ですが!
職場・親戚・ご近所さんなどの「離れられない関係」では、そういう訳にもいきません。
そこで今回は、攻撃的な人との上手な付き合い方をご紹介していきます。
攻撃的な人の性格を変えることはできません。
大切なのは、「攻撃のターゲット」にされないこと。
「私を攻撃すると、面倒くさいことになりますよ」と相手に分からせることです。
攻撃さえ受けなければ、一緒の空間にいても、たいしたストレスにはならないでしょう。
「攻撃的な人には、こんな手を使えばいいんだ」と知っておくだけでも、心の余裕がぜんぜん違ってくるはずです。
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< 目次 >
攻撃的な人は、だれかれ構わず攻撃しているわけではありません。
「攻撃しやすそうな人」をターゲットにして、ピンポイントで攻撃します。
では、「攻撃しやすそうな人」とは、どういう人か?
それはズバリ…
攻撃に「反応」する人。
攻撃的な人は、「自分の攻撃が効いているのか」を知りたがります。
攻撃されたときに、怒ったり、凹んだり、オドオドしたりしたら相手の思うツボ。
つまり、相手の攻撃に反応しないことが、ベストな反撃法になるわけです。
お釈迦様も、こんなことを言っています↓
「もしも誰かに攻撃されたら、君はほがらかにしていること。それが最高の反撃」
だからといって、「言われっぱなし」もいけません。
「黙り込む」というのも、一種の”反応”ですからね。
大切なのは、相手の攻撃をサラリとかわして、ほがらかでいること。
「うまく身をかわして、相手がズッコケる」というイメージです。
では、相手の攻撃をサラリとかわすには、どうしたらいいのか?
というわけで、ここから本題に入ります。
ターゲットにされないためには、「相手の攻撃をサラリとかわす」ことが大事。
そのための方法を、3項目に分けてお伝えしていきます。
①攻撃的な人と接するときの心構え3つ
②うまく言い返す極意7つ
③ターゲットになりにくい人の共通点3つ
文章が長くならないよう、簡潔にご紹介していきます。
「これならできそう!」というのを見つけて、ぜひ実践してみてくださいね。
●相手から目をそらさない
言い方が悪いかもしれませんが、攻撃的な人は、オドオド・ビクビクする人が大好物。
「こいつは歯向かってこないな」と感じる人をターゲットにします。
だから、何を言われようが、相手から目をそらしてはいけません。
たとえ怖くても、堂々とした態度だけは崩さない。
「私は、この程度では動揺しませんよ」という意志表示が大切です。
●怒っても凹んでもいけない。さめた態度で
怒鳴られて落ち込んだり、イヤミを言われてムッとしたり…。
感情をそのまま表に出してはいけません。
なぜなら、攻撃的な人は、そのような「反応」を期待しているから。
反応が大きいほど、攻撃的な人を刺激してしまうのです。
大切なのは、攻撃的な人の期待を裏切ること。
・怒鳴られても、「はい、気をつけます」と涼しい顔をして立ち去る
・イヤミを言われても、「ハハハ」と笑ってサッと立ち去る
こちらがクールに振る舞えば、相手は「のれんに腕押し」状態になります。
攻撃を無駄に終わらせることで、相手の攻撃力を弱めることができるのです。
●「攻撃的な人ほど弱い」と知る
攻撃的な人は、主に3つのタイプに分けられます。
●お子ちゃまタイプ
単なるワガママで、我慢がきかない
●ストレスに弱いタイプ
普段からストレスを溜めているから、些細なことでカッとなる
●劣等感タイプ
人を攻撃して優越感を得ることで、自分のコンプレックスを穴埋めしている
これらを一言でまとめると、「心が弱い」ということ。
「弱い犬ほどよく吠える」のと、まったく同じ心理です。
「攻撃的な人ほど弱いんだ」と分かれば、相手より一段上に立つことができます。
たとえ怒鳴られていても、それほど怖く感じないものです。
「この性格で生きていくって大変だろうなぁ。いろんな所で嫌われてるんだろうなぁ」と、あわれみを持つこともできるでしょう。
「こんなときは、こう言い返したらいいんだ」と知っておけば、相手の攻撃に落ちついて対応できます。
心に余裕が生まれ、無駄な反応も少なくなるでしょう。
ここでは、7つのパターンをご紹介していきます。
●感情的な人には、「落ち着いてください」
感情的になって攻撃してくる人には…
「落ち着いてください」
「興奮しないでください」
「もう少しゆっくり話してください」
「あなた、興奮してますよ」と伝えることで、相手は興奮しづらくなるものです。
●小さなイヤミには、「褒め返し」
無神経なことを平気で言う人っていますよね。
「お前は暇そうでいいよなぁ」
「どうせ親のスネをかじってるんだろう」
このような、小さいイヤミを言われたら「褒め返し」が一番。
「忙しいんですね」
「大変なんですね」
がんばりを褒めてあげると…
相手は、「俺はお前に嫉妬しているんだ。なんだか恥ずかしい」と気付くものです。
褒め言葉が思い浮かばないときは、「ハハハ」「あらまあ」と涼しい顔でスルーしてしまえばOKです。
●中くらいのイヤミには、「質問返し」
「お前は本当に役立たずだな!」
「若造のくせに!」
このような、中くらいのイヤミには「質問返し」が一番。
「役立たずって、どういうことですか?」
「若造って、どういうことですか?」
こちらが冷静に質問を返せば…
相手は、「しまった!言い過ぎたかも」と思うものです。
●ひどいイヤミには、「それが何か?」
「なに、その服。センスないわ」
「最近、ブクブク太ってきたなぁ」
このような、ひどいイヤミには…
「それが何か?」
「それ以上言ったら、面倒なことになりますよ」というアピールです。
●許せないイヤミなら、周囲を巻き込む
「どうしても許せないイヤミ」を言われることも、少なからずあると思います。
親の悪口まで言われたり、人格を否定されたり。
そんなときは…
「失礼じゃないですか!」
「ひどいじゃないですか!」
と大声を出す。
周りの人を巻き込んで、「面倒な感じ」にするのです。
すると、形勢は逆転。
相手は「しまった!口が滑った」とビックリする。
上手くいけば、「う~ん、わかったわかった。ごめんごめん」と謝罪してくれることもあるでしょう。
●ガミガミ説教が長いときは、「はい、わかりました」
ガミガミと説教が長い人も、困りもの。
「いつになったら終わるんですか」
「それ、さっき聞きましたけど」
と、言いたくなるときもあると思います。
そんなときは、強制終了。
「はい、わかりました」
「以後、気を付けます」
説教を、強制的にシャットダウンしてしまうのです。
人を説教することでストレスを発散している人も、少なくありません。
そんな人の「はけ口」にならないことも大切です。
●欠点を責められたときは、最後の手段
劣等感の強い人は、わざわざ他人の欠点を探して、ケチをつけたりします。
「なんでこんな事もできないんだ!」
「もっと、ちゃんとやれよ!」
そんな事を毎日のように言われたら、もうウンザリですよね。
そんなときは、最後の手段。
「人間、完璧にはなれないわよ!そう言っているあなただって完璧じゃないでしょ!」
「じゃあ、あなたは完璧な人間なんですか?」と問うことで、相手の口を封じるのです。
これは、あくまで「最後の手段」。
最後の最後まで、とって置いてくださいね。
ここまでは、攻撃的な人の接し方をお伝えしました。
最後に、『攻撃のターゲットになりにくい人」の共通点を3つご紹介させていただきます。
●よく褒める人は、ターゲットになりにくい
「あなたの事をよく褒めてくれる友人」
その人のことを悪く言うのって、なかなか出来ませんよね。
人は、自分のことを褒めてくれる人を否定できません。
なぜなら、その人の言動を否定すると、自分も否定することになるからです。
つまり、人をよく褒める人は、味方が多い人。
そして、味方が多い人は、当然攻撃を受けにくくなります。
人のことをよく褒めて、味方を増やしておく。
これが、攻撃的な人から身を守る1つの秘訣です。
●自己開示している人は、ターゲットになりにくい
自己開示とは、「自分の弱点や欠点」を自ら人に話すこと。
「私、人前で話すと真っ赤になっちゃうんだ」
「バイクを買ったんだけど、全額ローンだよ。ハハハ」
カッコつけずに自分の弱点を話す人は、むしろ「勇気のある人だ」と評価されます。
反対に、自分の弱点を「隠そう隠そう」とする人は、いじられキャラになりがちです。
「自分の弱点や欠点」は、人からいじられる前に、自分から話しておく。
そうすることで、イヤミや陰口を叩かれることも激減するはずです。
●自分を責める人は、人からも責められやすい
「どうせ俺なんか…」
「私はダメな人間だ」
このように、自分を責める癖がある人ほど、人からも責められやすい。
なぜなら、自分で自分を責めると、自信を失い「オドオドオーラ」が出てしまうからです。
大切なのは、たとえ上手くいかなかったときでも、自分を褒めたり励ましたりすること。
「うまくいかない事もあるけど、それでも私、がんばってるよなぁ」
「まだまだ未熟だけど、張り切っていこうよ!」
自分を大切にすることで、人からも大切に扱われるものです。
これで、「攻撃的な人と付き合い方」をすべてお伝えしました。
すぐに取り組めそうなものを見つけて、ぜひ実践してみてくださいね。
☆☆☆
以上、攻撃的な人との付き合い方|ターゲットにされない3つの極意でした。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)
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