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引っ込み思案な子どもにしてしまう親の言葉5つ

引っ込み思案な子どもにしてしまう親の言葉5つ

心理カウンセラー・ラッキー

 

「はっきり言いなさい!」

「何をモジモジしてるの!」

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引っ込み思案な子どもの態度は、親にとって「じれったい」ものかもしれません。

しかし、子どもが引っ込み思案になってしまう原因の多くが「親の言葉」にあります。

今回は、『引っ込み思案な子どもにしてしまう親の言葉』についてお伝えいたします。

ぜひ参考にしてみてください。

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引っ込み思案な子どもにしてしまう親の言葉5つ

 

1.この言葉で、子どもは「言いたいことが言えなくなる」

 

「我がままを言うな!」

「子どもは黙ってなさい!」

「言う通りにしなさい!」

●「わかった?『ハイ』は!」

このように、子どもの発言を頭ごなしに否定したり、強制的に黙らせたりすると…

「言いたいことが言えない子」になってしまいます

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「意見を言う=怒られる」

「自分の考え方=間違っている」

「おしゃべり=悪いこと」

という間違った観念を心に刻んでしまい、言葉が出てこなくなるのです。

 

このようなことを言われ続けて育った子どもは、一見すると「謙虚で従順な子ども」に育ちます。

しかし、心の中には「吐き出しきれない鬱憤」を溜め続けているのです。

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そして最悪の場合、大人になってからその鬱憤を爆発させてしまいます。

「あんなに良い人が、こんな事件を起こすなんて!」というのがその典型。

 

ある調査によると、犯罪を起こしやすい人は「凶暴な人」や「IQの低い人」よりも、「言いたいことが言えない人」の方が多かったそうです。

引っ込み思案な人は、そんな危険もはらんでいるのです。

 

 

2.この言葉で、子どもは「感情表現しなくなる」

 

「メソメソするな!」

「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」

「夢みたいなことを言うな、くだらない!」

このように、子どもの感情を抑えつけたり、アイディアを否定したりすると…

「感情表現できない人」になってしまいます

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「感情表現=怒られる」というトラウマができてしまい、感情を表に出せなくなるのです。

 

一見すると「おとなしくて良い子」に育ちますが、感情を抑えつけたまま大人になると困ったことが起こります。

それは、「自分がされたと同じように、子どもの感情を抑えつけようとする」こと。

その最も恐ろしいケースが、子どもへの虐待やネグレストです。

 

「泣くな!」「我慢しろ!」と言われ続けて育った人は、子どもが泣いているだけでもイラッとします。

プリント

それは、デパートなどで他人の子どもの「鳴き声」を聞いたときも同じ。

泣いている子や、我慢できない子どもを見ると、訳も分からず腹が立ってくるのです。

 

「子どもは感情を抑えることができない」ということ理解しているにもかかわらず、どうしても自分を抑えられない。

それは、「私は我慢してきたんだから、あんたも我慢しなさい!」という心の底にある気持ちが、そうさせてしまうのです。

 

 

3.この言葉で、子どもは「本当の自分を隠そうとする」

 

「こんな事もできないの?」

「赤ちゃんじゃないんだから」

「テストの点数が悪い!」

このように、子どもの「できない部分」をダメ出しすると…

「本当の自分を出せない人」になってしまいます

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「そのままの自分を出すと、愛されない」という間違った観念を心に刻んでしまい、「自分を良く見せたい気持ち」が強くなってしまうのです。

 

だから、人前ではいつも背伸びをしていたり、言い訳ばかりしたり、ときには大げさにモノを語ったりします。

なので、人と一緒にいると気が休まるときがなく、すぐに疲れてしまうので、人を避けるようになってしまいます。

 

 

4.この言葉で、子どもは「人に『お願い』できなくなる」

 

「自分でやりなさい!」

「後からにして!」

このように、親が子どもを突き放してしまうと…

「お願いできない人」になってしまいます

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「お願いする=嫌がられる」という間違った観念を心に刻んでしまい、人に助けを求めることができなくなるのです。

 

「ちょっと貸してくれる?」

「一緒に行こうよ!」

「手伝ってくれる?」

というような簡単なお願いでさえ、ためらってしまう。

だから、深い人間関係を築くことが難しくなります。

 

 

5.この言葉で、子どもは「他人に不信感を持つ」

 

「あのおじさんに怒られるよ」

●「世の中には、悪い人がいるね」

このようなことを言い続けていると…

子どもは「他人への不信感」を持ち、「世の中は安心できない危険な場所だ」という間違った観念を心に刻んでしまいます。

ハロウィン

すると、他人が近くにいるだけで緊張してしまい、リラックスした会話ができなかったり、満員電車に乗るだけでグッタリ疲れてしまったり…。

いわゆる「人間嫌い」になってしまうのです。

 

 

怒る・叱るよりも、励ましが大事

ここまで「引っ込み思案な子どもにしてしまう親の言葉」を見てきました。いかがでしたか?

お気づきになられた方も多いと思いますが…

子どもが引っ込み思案になってしまうのは…

「親から怒られたり叱られたりしたとき」に心が委縮してしまうことが原因です。

 

「自信」という字を分解すると、「自分」を「人」に「言う」となります。

心が委縮した子どもは、ありのままの自分を人に話せなくなってしまっている。

だから、自分に「自信」が持てないのです。

 

怒ったり、叱ったりして子どもを動かすことは簡単です。

しかし、その弊害も大きい!

 

子どもに必要なのは、怒る・叱るよりも「励まし」です。

「励」という字は、「一万ノ力」と書きます。

つまり、「励まし」は「一万のチカラ増し」。

 

「大丈夫!こうしてごらん」

「きっと花子なら、次回はできるよ!」

イラッとなる気持ちを抑えて、子どもを励ましながら動かすこと

それが、子どもの大きな成長につながります。

 

以上「引っ込み思案な子どもにしてしまう親の言葉5つ」でした。

 

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)

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